今週末に迫りました全日本大学駅伝関東予選。
例によって駆け足ながら勝手気ままに有力校の戦力分析などをば。
今年は7枠とやや広がりましたがそれでも狭き門。
6強と言われる駒澤、東洋、明治、早稲田、青山学院、日体大のうち5校がシードを取り、日体大も今年の箱根駅伝で3位以内に入ったため推薦枠を確保。
その6強に迫ると言われる山梨学院大もシードを取ったため、今年の予選会は例年以上の「本命なき戦い」の様相を呈してきました。
大まかに分ければ、
・総合力で勝負
・エースでポイントリード
の二つになりますが、今年はエースを抱える大学の層が薄く、総合力で勝負したいチームも決定力に欠けるという印象。
チームコンディションはもちろん、大会当日のレースコンディションによっても大きく展開が変わりそうです。
それでは書き散らかして参ります~。
【神奈川大学】
個人的にはトップ通過最有力に挙げたいチーム。
2枚看板の我那覇選手、柿原選手に加え、西山選手、柏部選手の成長で後半勝負に耐えられるだけの面子が揃いました。
補欠に将来有望の1年生が控えますが、調整次第では登場もあるかも。
1,2組で大きく取りこぼさなければ突破は堅いと思われます。
【東海大学】
関東インカレまではここがトップ通過最右翼でした。
主力があまりにも悪すぎましたね~。
最近の東海大は調整段階で苦戦しているように感じられます。
今回も故障明けの廣田選手が3組、新人の川端選手が最終組と実績はあるものの若干の不安を感じさせる陣容。
補欠組の吉川、土屋選手も実力者だけに万全ではないのかなと。
【日本大学】
絶対エースかつ大砲のキトニー選手を擁していますが、彼一人の力だけでは突破は難しい。
日本人エースの荻野選手、次期エース候補の石川選手の走りにも比重がかかります。
荻野選手が故障からどれだけ戻しているか。
スタミナ型の林選手、高松選手、竹ノ内選手が力を発揮できないと厳しい戦いを強いられそう。
【帝京大学】
派手なエースはいないものの、層の厚さは参加校1,2を争うかと。
チーム1のスピードを持つ熊崎選手が補欠に。故障でなければどこの組に使うのか、注目です。
ここ数年は苦手とされていたトラックでも結果を出してきており、そろそろ本選でも上位進出を狙いところ。
エースのいない分取りこぼしは許されないので、その重圧を越えられるかがカギです。
【城西大学】
日本選手権5000mで2位に入った村山選手を中心に突破を狙います。
松村元輝選手などにも期待がかかりますが、チーム自体は元気が無い印象。
今季自己新を更新している選手が少ないのも気がかりです。
村山選手の最終組へ行く前に終戦ということは避けたい以上、序盤からどれだけ前でレースを進められるかがポイントです。
とりあえず今日はここまで~。
次回も何校かを。
ではでは~。