今や、空前の「自己分析ブーム」です。
キャリア診断、性格診断、自分の強み診断、占いなど。
じぶんについて正しく知ることには、よろこびがあるからです。
じぶんを知るための検査は楽しいのです。
残念な人は、「検査はめんどうだ。別にじぶんの体について興味ないし、こわい感じもする」と消極的です。
できる人は、「じぶんの体について、知ることは楽しい、興味津々です」と、自己探索し、さらにパフォーマンスを改善する糸口にします。
わたしはいろいろな検査をして楽しんでいます。
腸内細菌検査・・・便を調べて、大腸のなかに棲んでいる腸内細菌を調べる(私にはフソバクテリウム ヌクレアタムという大腸がんや、食道がん、膵臓がんなどの進展にかかわる腸内細菌はいなかった)。
体質遺伝子検査・・・お酒が本当に飲めるのかどうか血液をとって、遺伝子を調べる(食道癌になりやすい人は、アルデヒド脱水素酵素の働きがよくないことが多い。日本人はこの酵素が弱い人が多い。こういう人が大量にアルコールを飲むと、喉頭がんや食道がんになりやすい。私は、「呑める口」だった)。
アプノモニター・・・夜間寝ている間に、呼吸が止まっていないか調べる(NHKのテレビ番組に出演したとき、共演の西村知美さんが、スリムなのに「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、夜間に呼吸器をつかっていると話されていた。西村知美さんのように、太っていなくても、アゴが小さい女性などは睡眠時無呼吸症候群になりやすい。自分は、抱き枕を使って検査すると気道の流れがよくなることがわかった)。
ホルター心電図・・・24時間、自分が気づかない不整脈がないか調べられる(仕事に追われている記事には、少し不整脈がでるが、すべてわずかな期外収縮で、まったく心配はいらなかった)。
24時間血圧計・・・24時間、自分の血圧の変動がよくわかる(早朝にグン、と血圧が上がる「モーニングサージ型」の人は脳血管障害を起こしやすい。自分はフラットだった)。
血管年齢・・・血管の硬さや詰まりぐあいがわかる(自分は実年齢より血管がやわらかかった)。
SIBO(小腸内細菌増殖症)検査・・・小腸に過剰に細菌が増えている状態をSIBO(シーボ;小腸内細菌増殖症)という。SIBO(小腸内細菌増殖症)でメタンガスが出ている人は、肥満になりやすいし、水素ガスが出ている人は痩せ型になることが多い(自分にSIBO(小腸内細菌増殖症)はなかった)。
数え切れない検査はありますが、自分をよく知り、自己分析することは、楽しいことなのです。
一流は、自分の体をよく知り、自分の体からの声をしっかり傾聴(けいちょう)します。
二流は、自分の体を無視します。
あなたは、自分の愛するパートナーや子どもをしっかり見つめていますか?
愛するということはよく見つめてあげることなのです。
それと同時に、かけがえのない自分自身を、しっかり見つめて、知ってあげることが大切なのです。
検査を楽しんで、健康になろう。
医療法人社団信証会 江田クリニック 院長 江田証