90歳をこえたご婦人に、
『まいにち江田先生の顔を思い出すと、私もまだまだ長生きしなきゃあなあ、と思うんですわー』
と言われました。
『ありがとうございます。〇〇さんなら、100歳までいけますよ、〇〇して、〇〇しましょうね』
私もまいにち患者さんのことを考えます。
浴槽につかりながら。
車の運転をしながら。
眠るまえに。
誰かが、自分の顔を思い出している。
私だけではありません。
あなたも誰かに思い出されています。
かつてオムツをかえてくれた母親に。
悪いことを悪いと厳しく叱ってくれた父親に。
泣きながらケンカした兄弟に。
よく歌詞にでてくる『ひとはだれも孤独な生きもの』というのは、うそです。
ひそかに、あなたを心配してくれている人がいます。
それは誰でしょうか?
時間や距離は関係ありません。
他人の幸せを祈るとき、交感神経は治まり、ドーパミンやノルアドレナリンなどのイライラホルモンは下がります。
誰かの幸福のために祈ることは、他人のためでなく、自分のためなのです。
健康のために、誰かのために祈ろう。
医療法人信証会 江田クリニック 院長 江田証