なかなか健康になれない人は、

『あー、あしたも仕事だ。
仕事ばっかり大変で運動できない。
だからずっと健康なんかなれないよ』とこぼします。

忙しく働いていても、どんどん健康になる人はいいます。
明日も仕事か!これでまた健康になれるぞ。

ホテルの従業員に対してある医学研究が行われました。

従業員を2つのグループに分けました。

Aのグループの人たちには、こう説明しました。
『これは、まいにちの仕事の研究にすぎません。
いつもと同じく労働してください』。

Bのグループの人たちには、こう説明しました。
『これは、運動の健康効果を調べる研究です。
あなたがまいにち窓を拭いたり、廊下を掃除したり、
ベッドのシーツをとりかえるのは、実は健康のためになる運動なのです』。

結果はおどろきです。

まいにちの仕事を、「ただの労働だ」と説明されたAの人たちには、血液検査などの体の検査をしても変化は見られませんでした。

それに対し、
仕事はエクササイズなのだ」と説明を受けたBの人たちは、血圧が下がり、体重は落ち、血液検査でも改善がみられたのです。

つまり、仕事を『運動』だととらえるだけで、階段を登るときも、重いものを持つときも、その仕事が効果的な『ウォーキング』にも『筋トレ』にもなるということです。

人間って、すごい。
マインドは、人生を変え、健康状態を変えるもの。

私は、折りたたみできる自転車を車の中に積んでいます。
自然に囲まれた美しい場所に車でいくと、車を駐車場に置いて、折りたたみ自転車を降ろし、周囲を数キロこいで、運動しながら、壮大な風景や、さわやかな風を感じます。それがストレス解消になるのです。

『つかれてるのに、自転車なんかこぎたくない』思えば、ただの『労働』です。
『これは健康のためのエクササイズだ』と思えば、すがすがしいストレス緩和の『いやし時間』になります。

すべては考えかた次第なのです。
それも、一瞬で、健康効果が変わるのです。

仕事場を、ジムに変えて健康になろう。

医療法人信証会 江田クリニック 院長 江田証