今回紹介するのは 多重人格探偵サイコ
原作 大塚英志・作画 田島昭宇によって『月刊少年エース』において1997年から連載開始して、『コミックチャージ』『ヤングエース』と休載と移籍をしながら今も連載が続いている作品。
既刊は22巻。
これを原作とした小説、テレビドラマ、新劇などが制作された。
猟奇殺人を描き、リアルな死体描写、グロテスクで残酷な描写が非常に多く、一部の県では青少年保護育成条例に基づく有害図書に指定されている。
ストーリー
刑事・小林洋介が恋人の復讐のために猟奇殺人犯を殺害したのがきっかけで現れた人格・雨宮一彦は探偵になった。
その後雨宮は何人もの猟奇殺人犯に関わっている間に、様々な人格と謎に遭遇していくが。。。
しかし、そのまま雨宮が様々な事件を解決していくような、普通の探偵ものではない。
絵について
絵は、非常にリアルな死体描写やグロテスクなシーンも丁寧に描かれているので、写真のように綺麗。
人物や物もパーツパーツが細かく描かれている。
あまりにリアルな描写なので、気分を悪くする人が出そうな感もある。
その分背景は白描写が多くなってしまうのだと思うが、その方が事件や謎などに集中して見れるので、そっちの効果を優先しているのかも?
文字について
普通の探偵ものというわけではないのだが、事件は起きていて、大量の謎が蔓延しているのに、文字量はそれほど多くなく、ほとんどを会話文のみで構成されているので、情報量に比べて文字数は少なく感じるかもしれない。
個人的には、
ストーリー :★★★★☆
絵 :★★★★★
読みやすさ :★☆☆☆☆
ハマリ度 :★★★☆☆
グロテスクさ :★★★★★
総合 :★★★☆☆
こんな感じかな。
正直、ハマる人はものすごくハマるタイプの漫画であるが、ダメな人は全くダメな漫画。
倫理観やグロテスクさに弱い人。謎にうんざりしてしまう人。連載の進まなさ我慢できない人には勧められない漫画。
自分も、昔読んだことがあったけど、途中で読むのをやめてしまったことがある。最近見つけたので、まとめ読みしている。