86 黒鷺死体宅配便 | にゃおのブログ

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今回紹介するのは 黒鷺死体宅配便

  大塚英志による漫画作品。『月刊少年エース増刊 サイコエース』『月刊エースネクスト』『KADOKAWAミステリ』『少年エース』『月刊少年エース増刊 エース特濃』『Comic 新現実』『コミックチャージ』『ヤングエース』(角川書店)にて、2000年から2016年まで連載。
 単行本は全21巻が刊行。
時代を風刺したネタや、都市伝説を基にしたネタなどが多く描かれており、オカルトやミステリー、猟奇的な内容の多く含まれた作品。
秋田県、福島県、長崎県で青少年保護育成条例に基づく有害図書に指定されている。

ストーリー
 ごく普通の大学生の主人公(唐津九郎)は、死体に触るとその死体の声(残留思念)が聞こえる能力を持っていた。彼は、大学で死体に関する特殊能力を持つ仲間に会い、死体を見つけて、願いを叶え、運ぶ宅配会社を設立するのだった。

について
 非常にリアルでインパクトのあるシーンを描くので、読んでいて気持ちの良いと思うことは少ないだろうし、人に寄ってはまったく受け付けないと思われるが、純粋に絵は上手い。
 もう少し、表現を和らげても良い気もするが、猟奇的な絵がこの作者の持ち味なので、仕方ないかもしれない。

文字について
 それぞれのシナリオにおいて、元となる都市伝説や時代背景があるので、その解説があるし、死体ごとにその思いなどもあるので、そこそこ文字数は増えるし、単発のシナリオ以外にも、本編とも言えるような長編のシナリオもあるので、文字は多い方になると思う。

個人的には、

 


 ストーリー  :★★★★☆
   絵      :★★★★★
 読みやすさ :★★☆☆☆
 ハマリ度    :★★★☆☆
 死体のグロさ:★★★★★


   総合   :★★★☆☆


こんな感じかな。
 
 作者の前作の多重人格探偵サイコもかなり猟奇のいった作品であったのだが、今作もまた、かなり猟奇寄りな話だった。
 前回は人格がメインであったが、今回は死体(死後の人間)がメインであり、同じように形がなくていろいろな妄想の膨らむテーマなので、作者の本領発揮というところだろう。