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計画通りに物事が進まないのは、世の常なのか、若しくは、僕自身の常なのか、体調を崩し、回復に努めているところです。
当初の約束よりも超過した勤務日数、無給での労働提供を余儀なくされる状況、「労基法の一桁条文(1条から7条)」でさえ遵守されない状況などなど、僕が被選挙権を行使する上で、きつい状況が続いているので、打開策として、大変残念ではありますが、今結んでいる労働契約を、今夏に解約することにしました。そのために、各方面と話し合いをしたり、行政機関と相談したりで、心身の疲れが溜まる一方です。
ということで、桜の時季、どろどろした政治の世界の話題から離れ、在原業平(ありわらのなりひら)の、桜にまつわる例の歌を引用させて頂こうと思い、古語辞典アプリを開き、「よのなかに」で検索すると、二首出てきて、しかも、二首とも在原業平の歌で、びっくり。
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
(拙訳)この世に桜がなかったら、春の人の心は、もっとのどかでしょうに
世の中にさらぬ別れのなくもがな 千代もと嘆く人の子のため
(拙訳)この世に避けられない別れ(=死別)などなければ良いのに、(親が)末長く生きて欲しいと願う子のために
無粋が服を着て歩いているような僕から見れば、真逆も真逆、名うてのプレイボーイ、在原業平は、このような歌も残していたんですね。
話は変わりますが、由緒ある駅名「業平橋(なりひらばし)駅」を、東武鉄道は、なぜ、副駅名としてでも、残さなかったのでしょうか。今は、「とうきょうスカイツリー駅」と呼ばれているようです。
「TOKYO SKYTREE」という言葉と、あの鉄塔が、しっくりと結び付かないのは、僕だけでしょうか。枝に相当する部分が、もしあれば、「tree」かもしれませんが、あの無機質な鉄塔を見て、思い浮かぶ言葉は、「cenotaph(ロンドン、香港)、monolith、monument」ぐらいです。あの鉄塔の、どの辺りが、「tree」なんでしょう。世の中、分からないことだらけです。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則