ちょっと前に2日続けて調子のいい時があり、自分でも躁気味だという気がしていた。
例によって例のごとく、その期間はすぐに過ぎ去ってしまったが、展覧会の出品が間近に迫っているので無理やり動いていた。
とうとう今朝、無気力がMaxぐらいになってしまった。
これがこの病気の辛いところだ。
本当に死にたくなる。
私はたいてい9時頃から絵を描くようにしているが、絵を描くどころか起き上がれない…。
反動で調子を崩しているのだから、割り切ってちょっと休めば良さそうなものだが、一日でも描かないと腕が落ちるという強迫観念と、病気というよりは怠けているだけかもしれないという気持ちがあって出来ない。
ちょっと悩んだのだが、アルコールに頼ることにした。
近頃では滅多にアルコールを飲まないが、無気力だったり鬱だったりして動けなくなった時、たまに缶チューハイを飲む。
それでだいたい、1時間超絵の制作をすることが出来る。
今日の制作は展覧会に出品する作品の最終仕上げで、この絵の仕上げの作業はいつもなんとなく滅入る。
もう出展間近なのでおおかがりな修正は出来ず、ちょうど1時間ぐらいの制作時間で最低限の作品が仕上がった。
絵を描いていると、「上手くなるためには…」とアドバイスしてくる人がいるが、なぜ上手くならなければいけないのだろう…と根本的な疑問を抱いてしまう。
誰かをあっと言わせたいのだろうか。賞を取りたいのだろうか。
誰かと自分を比較して、優れていると上位に立てるのだろうか。
「いいね」をたくさんもらって自己肯定感を高めたいのだろうか。
私にはそういう欲望がない。
上手くなりたいとは思うが、誰かと比較して(されて)上手くなりたいという訳ではない。
絵を描いているのは、他に出来ることがないからなのだ。
展覧会に出品するのも、誰か一人にでも自分の想いが届けばいい…ぐらいにしか思っていない。