私のまだ始まったばかりのバイク人生に無くてはならい存在だったのがこのエリミネーター。
え?エリミネーターに見えない、て?
これは持ち主が自前で色々手を加えているので、元のアメリカンの面影をほとんど残していません。
車高の低さがかろうじて名残をとどめているものの、姿形だけではなくその走りっぷりもとてもゆったりと走りを楽しむと言うものではなく正に走り屋そのもの。
「このバイクで早く走れたらカッコいいと思って。」
なるほど、アメリカンで走り屋、てあんまり見ない。そこがいいんだそうです。
私が20年来の夢だったバイクに乗りたいという気持ちを思い出させてくれたこのバイク。
私を後ろに乗っけても***キロのスピードで風をビュンビュン切る。
そして、なんてったって音が素晴らしい!
高速になればなるほど甲高く吼えて
「楽しい!嬉しい!」
てバイクが叫んでるみたい。
ま、市街地では気を使うんですけど。
これで高速を走ろうが一般道だろうが峠道だろうが案外誰にも負けない。
もちろんそれは乗り手の気合と30年のキャリアが生み出す技術以外の何物でもないのでしょうが。
走行距離90000キロ。エンストもしょっちゅう。パワーだって大型に乗ればもっとあるはずなのに。
それでも
「ここまで手塩にかけて育ててきた、て思うから。」
予備のエンジンまで所有してまだまだこの先彼はエリミネーターで旅を続けるつもりだとのこと。
バイクって何万キロまで走れるんだろう?
どこまで走れるのか?
ぜひともその限界を後輩の私に見せつけてもらいたいと願っています。