長い事お世話になってきたcheese&oliveさん。
出会いは奥多摩でマスターが走っていた時。
手の入りまくったGB君に興味を惹かれて声をかけたのが始まり。
福生市でお店をやっているからと誘われて訪れてみたのが始まり。
バイクや車が大好きで、自分で手をかけるのも大好き。
だから私たちが行くと興味深い話をたくさん聞かせてくれました。
そしてお店で提供するものにもこだわりがあり
サンドイッチはもちろん、手作りのピクルスやマヨネーズ、この店でしか味わえない
マスターの人柄とその味がたくさんの人に愛され、40年以上ここで営業してきました。
何年も通っていたので、たくさんお友達を連れて食べに行きました。
人数たくさんで行くとマスターの機嫌がわるくなりましたけどね(笑)
こうやって店内で大事にされていたワンオフのCS90
手をかけて手作りしていたあれこれを思い出します。
病後食が落ちていた頃、ここのボリュームたっぷりのサンドイッチが食べきれなくて
軽く食べれるものが欲しいと言ったらたっぷりチーズトーストを作ってくれました。
これに胡椒かけて食べるのが美味しかったなあ。
マスターにもいつも歓迎してもらって(と、勝手に思っている)
居心地の良いお店でありました。
そのマスターが入院手術でしばらく休業になると連絡がきたのが昨年10月頃だったかな。
その時はまず肺癌の手術だと言うのでそれもビックリしたのですが
「肺癌の手術は大したことじゃない」
と本人に言わしめるほど重大な病気が併発しており、聞いた時にはなんと返していいのか正直頭が真っ白になってしまいました。
それでも、手術が終わったら一回はお店を開けるから
その時は来てくれと言われていたので
必ず行こうね、とじくちょ~と話しておりました。
ここに連れてきた中で、このお店を一番気に入ってリピしまくっていたのはじくちょ~でした。
仕事の合間にも一人で行ってたみたいです。
マスターも
「カンちゃんカンちゃん」
と愛称で呼んでじくちょ~を可愛がっていましたね。
「11月には一度お店を開くから」
と言っていたマスターの言葉を信じて、じくちょ~もあおっぴもお店の前を通るたびに
まだ開かないね、と話していました。
マスターから時折来る連絡では
「思いの外術後のダメージがキツイ」
というようなものでした。
それでもいつかもう一度開店してくれるだろう、と
二人ともその日を待っていました。
偉大なレーサーでありましたお兄様、長谷見昌弘さんにもここで実物にお目にかかれました。
(勝手に見ましたw)
貴重な経験やお話をこのお店で折々してきたように思います。
どうかマスターの体調が戻りますように、と祈り続けてきました。
が
「完全閉店することにした」
と言う連絡がマスターから来たのが先週の事。
肺癌の上に難病を併発していたマスターですが
それでも一度は開店するから、と言っていた言葉を信じ続けてきましたが
本人が想像した病気の苦しさやダメージが現実では上回った、と言う結論に至ったようです。
とても…残念です。
手塩にかけたGBもCSも手放す事になりました。
今後はマスターの身体が少しでも楽に過ごせるように願うばかりです。
マスター、ちょっと待っててね。
顔見に行くからね。
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