がん患者の3年生存率 という 集計がまとまった
例のごとく、がん情報サービスのページにあるのに
がん情報のページのトップからは探しにくいところにある上に
統計データなので、結構膨大。

で、新聞などが5大がん という、「表現」を使っているけれども、今回の3年生存率で統計の対象となっている50万人ほどのデータを見てみると、患者数が一番多いのは胃の43336、次に肺39195、大腸36516と続く、男女の問題もあって、全体で言うならば前立腺25780、乳26665というのが並んでくる。
大腸がんに結腸癌をいれるのかとか、直腸はどうするんだとか
まとめ方の問題はあるけれども、胃、肺、大腸、前立腺、乳というのが数字の上での5大がんであるはずなのに、新聞などではいまだに(胃、大腸、肝臓、肺、女性の乳房)というくくりで報道されていることがある

意図的に、肝臓を入れ、前立腺を外すという操作があるように思える。

今回の統計で肝臓がんは13404で割合で言えば4.4%となる。前立腺のほぼ半分の数でしかないのだが・・・

ただ、数ではなく、希少でも重篤というのもあろうし、治療法がないという側面もあろう。すい臓は10020件 割合で3.3%ある上に3年生存率であっても厳しい数字となっている。

骨軟部腫瘍は1618件0.5% 男性の乳がんは149件0.1%である。

年齢構成として70代以上が約半分(48.7%)あることを思えば、70以上の生存率に引きずられることなく、見極める必要があるのだと思う。

言いたいこと
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今や 5大がんは 胃、肺、大腸、前立腺、乳 で、この順番
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https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv.html