このところ、毎年どこかで実家に帰省しては、

ゆうくんに「ひいばあちゃん」を会わせてきた。

祖母は、100歳を超えていたから、

その貴重な存在を知って欲しかった。

 

毎回、「何年生?」と繰り返して、

私の名前も忘れちゃってるけど、自宅で元気だった。

だけど、インフルエンザの後骨折して、脱水から入院した。

最後は、102歳の誕生日を迎えた時点で、

死亡確認してくれたという。

 

ゆうくんと二人でお葬式に参列した。

ゆうくんはばあちゃんの白い顔に触れて、

優しく言葉をかけていた。

 

お通夜では、集まった親族の輪の中に座ったり、

お姉ちゃんたちに構ってもらってご機嫌だったり、

とてもいい子に過ごしていた。

 

お棺には、ゆうくんの夏休みの新聞と(タイトルが「ひいばあちゃん」)それに対してもらった、校長先生からの賞状のコピーを入れた。

骨も何回も拾いたがった。

すでに、猫の咲ちゃん、唯ちゃんの骨を拾ってきたゆうくん。

どんな気持ちでできたのかな?