欅坂の楽曲はなぜ反響があるのか?? | ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

ジェイブログ AKBG & 坂道シリーズのファンサイト

AKBGと坂道シリーズを俯瞰的に冷静に眺めるサイトです。
他のブログとは違う視点で考察していくのでよろしく。


先日の秋元先生のラジオを聴いたけどそこでも
彼の欅坂への愛着と饒舌なコメントは相変わらずだった。


そして平手への対応もかわいい娘に接する感じで
微笑ましいと同時に改めて彼の拘りも示していた。


最近は著名人でも欅坂の楽曲への関心を示す方も増えてきた。


その動きはここ数年の秋元グループでも中々ない現象だ。


そんな反響を聞いて秋元先生は何を思うのか?


先日の読売のコラムでも彼が欅坂の躍進の理由を
正直よく分かっていないと語っていたのが印象的だった。


だが自分には彼の心情が何となく分かる。


自分が表現したいことを作品に込めたものが世間的に
しっかりと受け入れられ評価された嬉しさとでもいうのか。。。


まあそれに加えて単純に今の欅坂をプロデュースするのが
彼にとっては一番創作意欲が沸くのだろう。


やはり表題曲の歌詞なんかを眺めてみても
彼がまったく躊躇なく言葉を紡げていると感じる。


変にクライアントの意向を気にしてみたり
何かのタイアップの世界観を考慮してみたり。。。


そういうものが一切なく彼がやりたいと想う事を
欅坂というグループを通して実現している。


だからこそ外の世界への反響となって跳ね返ってくる。


プロデューサーがモチベーションを保てない
そんなグループでは厳しいというのは言うまでもない。


ただそれを増幅させてあげるのも実は
ファンのひとつの役割だったりするのだが。。。


いいものを作って多くの人間に聴かせその反応が聞きたい。


そんな当たり前のクリエイターの欲求が満たされれば
おのずとそのプロデュース対象も魅力を帯びる。


そういう意味では欅坂のどのセクションの情熱も衰えず
とにかく素晴らしい作品を作りたい、堪能したいで満ちている。


だから何がリリースされても大きな化学反応が起きて
そこに賛否両論の大きな情熱のポイントが構築される。


自分も過去デビュー作のサイレントマジョリティーから
楽曲の反応をネット含めて追いかけていたりする。


その中ではひとつだって初めから絶賛されて肯定されていたものはない。


ただ強烈な支持を受ける要素をどの楽曲も持っていて
その部分に惹かれたファン層をその都度獲得してきた。


つまり欅坂の楽曲の多様性はそれを受容してきたファン層の多様性でもある。


サイマジョの大成功からどうしても欅坂はクールで
メッセージ性の強い曲ばかりのグループと誤解される。


だが実際にはセカアイやセゾンといった全く違った
世界観を包含する事が出来る多様性のグループでもある。


それを可能にしたのも2曲目でカタミラを表題曲にしなかった
秋元先生と運営のファインプレーに拠るところが大きい。


ここでもしサイマジョの成功に続けとばかりに
あの曲を表題曲にしていたらどうなっていたか?


あの素晴らしいMVの内容から絶賛されていただろうが
同時に同じ世界観の楽曲しか訴求出来ない可能性もあった。


そこで合えて軸を大きく振って爽やかで哀愁漂う
世界には愛しかないを出したことでその幅が広がった。


欅坂のプロデュースを見ていると大きな勝負どころの
選択でことごとく勝ち切ってきた印象を受けたりする。


それは例えば欅坂の衣装問題での迅速な対応で
ネットを含めて風評被害を最低限に留めたことも含む。


もっと遡れば大事なデビューの時に飛び出た
スキャンダルに対して厳正に対応したこともあるだろう。


正直スキャンダルの中にはファンでもどうでもいいものも
実は沢山あったりして管理が難しい面もあったりする。


だがこれは何か反応しないとまずいのでは?という類のものも
含まれていてそこへの対応力が運営の能力差に出てしまう。


話を戻すが欅坂の楽曲プロデュースの方向性は
非常に明確な戦略に基づいていると写る。


それは多様な世界観を包含しつつそこに明確な
秩序やポリシーを感じさせてくれる部分への安心感にも似ている。


まだデビューして1年足らずの欅坂がすでに
複数の楽曲軸を構築して活動できている。


だからファンも簡単に飽きたりしないし
次はどんな曲か?期待を持って見守っていられる。


この部分というのは想定を遥かに超えた
欅坂の躍進に大きく寄与していると推測する。


今回リリースされた不協和音も賛否両論で
多くの反響がネット上に散見される楽曲だった。


そしてそれはMVとの融合で更なる魅力を
ファンに伝えることで偏見をねじ伏せている。


もちろんそれにはセンターで躍動して存在感を保つ
平手やそれを引き出すTAKAHIRO氏の振り付けも大きい。


ただそれだけではなくやはり欅坂がグループ全体として
素晴らしい作品を届けたいとの想いを持ち続けているから。


それをメンバー個々人のレベルで浸透させている
運営のポリシーは非常に巧く機能していると映る。


そしてそんな彼女達がプロデューサーの秋元先生にまで
その熱を飛び火させてやる気にさせているのは面白い。


欅坂のMVはそれこそ何度も見直しても飽きないほど
その都度関心のポイントが出現する不思議な魅力がある。


だからそれが自然とその再生回数なんかも底上げし
そこに更に外から新規の流入を生み出す原動力になる。


そういう意味では欅坂はこの平成の世の中で
SNS全盛の時代をうまく取り込んで躍進している。


そういった過去に囚われないアンテナの高さと
機動力がある限りこのグループの進撃は続くだろう。


原点回帰とばかりに世に送り出した不協和音。。。


その強いメッセージ性に惹かれた多くの人間が
楽曲を入り口に新たに欅坂の世界に入門している。


今度はどんな楽曲でファンを魅了してくれるのだろうか?


これからも秋元先生の情熱を更に滾らせ表現される
そんな素晴らしい作品を是非期待している。


それでは、また。


以上