4月の初旬に右ひざの筋を痛め、リハビリを重ね、この日が約一か月半ぶりの高尾山。
いつもは始発できるのですが、この日は9時45分着。駅前は人でいっぱいです。
この日は山には登らず、足慣らしのために山麓を歩きます。田んぼの際の護岸を蛇篭で行っているのを見つけました。
登山道とは方向が違うので、めったに見ない風景です。
右の大きな屋根がTAKAO599ミュージアム、真ん中の白い壁が営林署の建物、その左は民家ですが、とても雰囲気のいいお宅です。
TAKAO599MUSEUM
入る前から展示品に期待が高まる外観です。
高尾山の昆虫や植物、小動物が整然と展示されています。
特に昆虫は、飛翔の姿を再現しており、それほど昆虫に興味のない大人もワクワクします。
ミュージアムのお土産。
このミュージアムはあるデザイン会社が総合的にデザインを行っているのだそうです。無料で貰える地図もとても美しい(精巧さは別にして)、白い缶バッジはドングリだそうです。
狸かイタチか?
ミュージアムから甲州街道に出て、旧甲州街道の駒木野へ向かいます。
その途中で、最近人気の高尾山南陵への登山道の入口を確認。この青い看板の商店の手前(北側)から鋭角に脇道に入ります。
ちなみにこの店では奥高尾摺差の峰尾豆腐店の豆腐が買えます。
少し歩くと左側にこの道標が現れます。この反対側が登山道の入口。
この民家の横の獣道のようなのが登山口の入口です。
以前は夏には鎌がないと通れなかったそうです。
ずーっと気になっているカフェ・マリポーサ。
ケーキとピザが美味しいらしいけど、まだ一度も行けていない。駅のホームからよく見えるのですが・・・。
これも甲州街道沿いにあるMt.TAKAO BASE CAMP。
ネットで見た時はもっと大きい施設かと思ったのですが、意外とこじんまりとしています。
この中にカフェや宿泊施設や貸しシャワー室があり、登山というより、トレイルランの活動拠点のようです。
こののカフェにはベースキャンプカレーというメニューがあって、この日はこれを食べるのも目的の一つでした。
しかし、カレーという割にはトマト味が強すぎて、スパイス感も感じられず、完全に失敗でした。素揚げされた野菜や鶏のから揚げは熱々で美味しかったんですが、ルーは自分で作らずにレトルトを使っているのでしょう。どうも昨今食品業界でトマト味のカレーがはびこっているようなんですね。
次の目的地は旧甲州街道駒木野なのですが、途中で見つけたカフェ。ちょっと不便な場所にあるのが気になります。
川沿いの遊歩道に入ります。
次の目的地は駒木野庭園ですが、遊歩道から庭園に抜ける道がわからずに隣の病院に入り込んでしまい、そこから旧街道にでて庭園に回りました。
庭園の入口。
手前の日本家屋は隣の駒木野病院の創始者の自宅兼診療所、奥は病院の建物です。
医師の自宅が八王子市に寄贈され、庭園が出来たのはそれ以降だったのだとか。市が庭園として整備しました。
造園会社が管理をしており、四季折々の花が溢れますが、今の時期は紫陽花が満開です。
紫陽花が満開・・・と言っても溢れんばかりにという訳ではなく、さまざまな種類のアジサイが品よく庭園のあちらこちらに植えられています。
再び甲州街道、国道20号に戻り、高尾駅を目指します。
JRの高架の近くに以前から気になる和風旅館があります。
いつも小仏に行くバスの中から見ていましたが、どうやら廃業しているようでした。すぐ裏に川が流れ、秋には紅葉が楽しめたろうにと思っても、どうすることがありません。
実は大学生のころ泊まってみたくて調べたことがあるのですが、さすがにその当時の学生にはちょっと高すぎて泊まれませんでした。
旅館の裏のせせらぎ。
対岸には蛇篭が見えます。
そして午後2時、高尾駅到着。5時間ほどの散歩でした。
駅舎の中のカフェで一休みしてから帰途につきました。