軽トラ | bae's basket

軽トラ

田舎では大活躍する車と言えば軽トラ。

もちろん農作業や薪ストーブを使用していない人には普通の軽自動車の方が経済性と使い勝手が良いと思いますが、私は薪ストーブ使用者で薪も自分で準備しているのでそれなりに使いたい時があります。これまでは薪運びには借りてました。


しかし、今シーズンはあまりにも借りる頻度が高く、申し訳ないと思ってました。それに車があっても息子が使う時に乗れないという不便さもありました。更に下の娘も免許証を取得してこれから乗ることも出て来ると思われ、より我が家で車争奪戦が展開される模様です。2台体制から軽トラ1台を加え3台体制にすれば自分で使用したい時に乗れないというリスクは減らせると考え、実行しました。


以下の条件で検討。

トータルで30万円、

サンバー(スバル社が作った古いタイプのやつ)、

車検2年付き、

エアコン付き、

4WD、

MT、

下周りのサビが酷くないか、サビ処理をしている、

運転席の足元に穴が開いてない


できれば

走行距離が少ない、

ダンプ付き、

きれい、

禁煙車、



田舎では、使用者が高齢や死亡で軽トラを手放すということがよくあり、そういう場合に上手くマッチングすれば破格値で手に入れられることがあります。ただタイミングが難しく今回は方々に声をかけている時間的余裕がありませんでした(職場の同僚の家の大きな切り倒されたカシを薪用にもらって、既に休み3回使って玉切りして持ち出せるようにまでしている状態です。その人の軽トラを貸してくれるという話でしたが、汚すし、量が多く何回も運ぶのに使うので買った軽トラでやろうと考えました)。


中古車サイトやYahoo!オークションで物色しましたが中々条件に当てはまるものは少なく苦労しましたが、無事に?手に入れました。

20年以上前に作られたサンバー。パワステは付いてません(笑)。


名義変更手続きも自ら所轄の軽自動車検査協会の支所へ出向き、初めての書類作成も現地の例を参考にサクっと終わらせることが出来て、新たなナンバープレートと名義変更された車検証を持って車両を引く取りに行きました。名義変更はもう少し難航するかと思いましたが、約1時間で終わってました。


引き取り場所は岐阜県!!!

(と言っても長良川と木曽川に囲まれた下流の田畑が多い地域で伊勢湾岸道の長島(大きな遊園地があり)ICと名神高速道路の岐阜羽島ICの中間辺り)


息子と共に車に乗って、帰りは2台で戻って来るという算段です。まあこの引き取りにかかる費用(高速道路料金、ガソリン代、食事や休憩時の食べ物&飲み物、近所4軒&職場&家へのお土産代で4万位かかった!)も30万以内に考えていてもちろん範囲内に収まってます(笑)。

陸送してもらえればいいのでは?と言われたりしましたが、7万位かかるのと時間がそれなりにかかるので却下。

今回車を探し始めたのが4/15、購入が4/22で車検が4/23、名義変更と任意保険加入が5/1で引き取りが5/2というスピードでやりました。買うと決めてから約半月です。


行きは雨の高速道路を1.5時間毎に休憩&運転交代して行きました。1時出発で現地辺りに6時半到着。コンビニで適当に家へのお土産(地元の煎餅屋の割れせんべい: 特に名物じゃなく何処でも売ってそうなやつ(笑)と地酒)を購入し、コンビニへ行く途中に7時からやってる地元密着型の喫茶店を見つけていたので、7時に入ってモーニングをゆっくり食べました。

9時予約でしたが、8時半過ぎに引き取り指定場所へ行くと既に車が準備されていたので、声を掛けると朝黒い肌の2人組が出て来て、カタコトの日本語で挨拶。

名前を名乗られたんですが、よく発音が分からず、何回か聞き直し、こちらも名乗って少し雑談しました。

なんでもスリランカから来た人らしく、どうりで2人組が話している言葉が全く分からない訳です。売買の対応はメールでその日本語は普通でしたが、車検証の名義人の名前が外国人でちょっと何処ら辺りの人か分からないものだったんで出身国を聞いたんです。その2人組は新しいナンバープレートを手早く電動工具を使って付けてくれて、電話でボスらしき人(この人も名前から考えてスリランカの人)に電話してました。その後電話でそのボスらしい人と話したら、どうも売買時のやり取りはその人がやって、現場は今回対応してくれた2人組が担当のようです。


話している感じから悪い人たちでは無さそうで、普通に日本にやって来て、日本人が扱わないボロい中古車を格安で仕入れて来て、それを自分たちで修理したり見栄えをよくする為に掃除したりして仕上げて売っているようです。それに敷地には使い古した自転車が山積みされ、小型の重機なども多数所狭しと置いてあったので、それらも売ったり、母国に輸出したりして稼いでるようでした。田舎である程度の広さの土地を借りて問題なくやっている感じだったので、そこである程度信頼されているんだと感じました。


肝心の買った軽トラの方は、売っている時に書かれていたところと若干違いはありますが、まあこんなもんかなというところです(現物を見ずに数枚の写真とそれを補足する簡単な説明文から判断して買い、それなりの値段だったんで大きなトラブルがなくある程度乗れたらいいと思って買っている)。

個人的に禁煙車って書かれていて、明らかにタバコの吸い殻入れが汚いのはどうかと思いましたが、人によってはそれなりにきれいに吸い殻入れを掃除して、他の車内清掃である程度きれいにしたら禁煙車って書いても問題ないって考える人もいるだろうなぁ〜って思いました(笑)。


一応、新東名の120km制限速度のところで、メーター120km(一応メーターは140kmまであります)まで何回か速度をあげましたが、20年以上前の軽トラにしてはスムーズに加速して横風がなければ安定して走行したのと、塩山から奥多摩へ抜ける柳沢峠の上りと下りも軽自動車の自然吸気エンジンにしては力強くストレスなく走っていたのでエンジンは問題なさそうです。カーブでギシギシ建て付けが悪い扉のように音がするのは気になりました(ゴムのブッシュ類が劣化か?)が、まあバラバラにならずに良かったです。連休の合間とはいえ、見慣れないナンバープレートのボロ軽トラが高速道路を疾走(失踪?)してるのを見た連休を愉しむ人たちはさぞビックリしただろうなぁ〜。追々、各部分を見てみて、自分でなんとか出来るものはやって、無理そうなところは修理して10年くらい乗れたらいいと思ってます。


独り言ですが、免許取り立ての若者が運転する条件にするとすこぶる任意保険料金が高くなります。必要経費ですが、2台の車で20万近く年間かかるのは痛い、、、それから大学の授業料、、、年間150万とか世の中の私立大学に通わせている親の方達で授業料を負担している方達はどんな生活をしているんだろう、、、老後の自分の生活費を貯金しようにも大学に通っている4年間は厳しい、、、大学院行くとか言ってるし、、、留年だけは勘弁して、普通に卒業する位は勉強してって言ってます。


さて考えると悲観的になってしまって、精神衛生上よろしくないので、お酒で終わりに(笑)。


家へのお土産

(日本酒は自分用です)


早速、家に帰って、お風呂に入って、晩酌。

買って来た“奥飛騨”、値段も手頃で美味しかったです。冷蔵庫へ入れてなくて、冷やして飲みたかったので氷を入れて飲みました(たまにこうやって飲みます)。本当は動物性タンパク質(魚)が欲しいのですが、直ぐに準備出来ないのでササッと準備出来るものだけで楽しみました。わらびのお浸し、カブの浅漬け、冷や奴。美味しかった!


おわり


追加

自分の分だけ日本酒を買ったのは心苦しい(ウソ)ので家用には掛川でほうじ茶を買って、現地の和菓子屋で饅頭も買って帰りました!