日誌と出席簿を左手に持っている斉藤先生は


さっきまでの不機嫌が嘘の様に、笑顔で私を見ていた。




先生は思いも寄らない所で、私に笑顔を見せる。


その笑顔に私はいつも



先生、あのね。



ドキドキする───






私「これ、見てるの」


私は今見ていた掲示物を指差し、先生から視線を逸らした。




すると先生が私に近付き、右手を私の後ろに回した。


∑わ、何なに!?///


ドキドキが加速する。




斉藤先生「あの馬鈴薯の花見たか?」


斉藤先生「綺麗だろー」「見てみろっ」


斉藤先生「俺が撮ったんだぞ!!(誇らしげ)


私「えー、嘘ぉー」






…あれ?


∑な、何言ってんだ私は!?


気持ちを隠す一心で全否定してしまった←






違っ、そうじゃなくて><;


今の失言を取り消そうと、慌てて先生を見ると


…どういう意味だよ。と言わんばかりに


先生から


笑顔が消えていた∑(゚д゚lll)




斉藤先生を目の前にすると


素直になれない自分に苛立ち、半泣きになった。




何度も自分に言い聞かせ


私「…あ、えっと」「ごめんなさい><;」


素直に謝ると、再び先生に笑顔が戻り一安心。




その後は…


私「わぁ、綺麗(棒読み)」


先生が撮影した写真が掲載されている掲示物を見て


先生のご機嫌取りに全力を尽くした←






友達K「お待たせ~」


鍵を手に取り、職員室から友達Kが出てきた頃には


斉藤先生は私の側にいなかった…




先生と話せた事を想い出す度


にやける顔を隠しながら


友達Kの付き添いで、今度は更衣室へ。




俯きながら向かった───




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