延期となっていた調理実習を
午後の課題研究で実施する事になり
福嶋先生の希望通り、班員は早めに調理実習室へ集まった。
いつ調理実習を行ってもいい様に
延期になってから課題研究がある度、エプロンを持参していた。
勿論、今回もエプロン着用しているのは私だけ。
見た目だけやる気十分だった^^;
今年度、私達の班が中心となって育てた
エディブルフラワーを用いて、各工程に別れ調理開始。
3年生の私達はケーキ作りに挑戦。
一人で作れるという事で、友達Fは非常に嬉しそう←
調理器具を集めるのにすら苦労している私に
最初の難関が訪れた。
オーブンの使い方が分からない。
調理関連の質問をするならまだしも
機械の使い方を聞くだなんて…
絶対、笑われる;;
でも、余熱しないと後々困る結果に。
私は笑われる覚悟を決め
私「先生ー」
福嶋先生「はーい」
先生を呼んだ。
私「…オーブンの使い方分からない><」
福嶋先生「俺もよく分からないんだよね~」
先生も私と同じ───
ちょっと安心した。
その後、「分からない」筈の先生が私に使い方を教えてくれた。
知っているのに「分からない」と答える先生。
どういう事なんだろう…
いよいよ、ハンドミキサーで混ぜる工程。
私「先生ー」
福嶋先生「はーい」
私「まだ?」
福嶋先生「まだまだ」
私「先生ー」
福嶋先生「はーい」
私「まだ?」
福嶋先生「まだまだ、白っぽくなるから^^;」
いつものやり取り を何度か続けながら
ひたすら混ぜていると、先生が様子を見に来てくれた。
…見られていると緊張する><;
福嶋先生「ちょっと貸して」
私を見兼ねて、先生がお手伝い。
わ、わぁ///
先生の細い手に触れそうになり、焦る私←
同じ機械を使っている筈なのに、私と先生の違いは歴然。
福嶋先生「…うーん。もう少し混ぜて」
せ、先生の手が/////
ほんの少し触れ、返されたハンドミキサーには
先生の温もりが残っていた───
バターの加え方等の基本を先生に教わりつつ^^;
エディブルフラワー投入。混ぜる。
エディブルフラワー投入。混ぜる。
を必死に繰り返す私を見て、先生が近付き
フッと小さな笑顔を見せた。
な、何か可笑しかったのかな…
鮮やかなオレンジ色のエディブルフラワーが入った
私作成ケーキ生地を、先生は写真に写していた。
次に、私はバニラエッセンスを握りしめた。
私「先生、これってどのぐらい入れるの?」
福嶋先生「2~3滴でいいよ」
と言われ、一振り。
ポタ、ポタ、ポタタタ…
何かいっぱい出ちゃったよΣ(゚д゚lll)
即混ぜて、証拠隠滅した←
何だかんだでケーキも無事完成し、試食。
午前中、農業科1年生が作った
豚汁の余りも食べれるという事で、皆で頂く事に
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最後に私がなみなみ注いで、豚汁はなくなった←
ごめんね。先生( ̄ー ̄)ニヤリッ
2年生女子が担当して作ったロケットのスープ。
先生自ら注いで、私達の席まで運んでくれたのに
∑何!この後味!?
残してしまった←
皆が皆顔を合わし、目でこの味に同意を求める中。
先生だけは目を輝かし、喜んでいた。
福嶋先生「今まで作った奴で1番旨く出来た!」
福嶋先生「旨い!旨い!!」
福嶋先生「うまいっしょ!」←
先生が一人跳んでいた。踊っていた(笑)
私達が作ったケーキは放課後
持ち帰る事になっていたので、取りに来たはいいが
私達の班が調理実習を行った事が大半に知れ、人だかりが出来ていた。
もう、追い払うのが大変。
先生、助けて><;
自分が作ったケーキを手に取り
日頃何かと下校途中に奢ってくれる友達Kや
友達Kと仲のいい女子Wにもお裾分け。
「美味しい」と言ってくれた2人^^
私も一口食べた。
エディブルフラワー料理を何品か作ったけど
私が作ったケーキが1番美味しい*^^*
と思えた。
それは
先生が陰で私を支えてくれたから
正直、調理実習は苦手だけど
福嶋先生がいてくれたから
楽しかったよ。先生…
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