「イノベーション」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「イノベーション」

 
19歳の時に初めて行ったヨーロッパ、それが僕にとっての海外への旅の始まりだった。

アウトドアショップでアルミフレームのバックパック、シュラフ、水筒を買い、ジーンズ2本に下着に洗面用具、ネルシャツにTシャツと6カ国会話集と厚めの文庫本数冊とトーマスクックを持って旅に出た。

 当時は一人歩きの旅のそれも貧乏旅行の為のガイドブックなんて無かった。・・・現地のツーリストインフォメーションで地図を貰い、担当者から情報を聞き出して歩いていたのだ。安宿も安くて美味い店も自分で歩いて探すか、知り合った旅行者から訊くしかなかった。・・・歩きまわる事で街の様子を伺い知って、その積み重ねがバックパッカーとしての「旅感=土地に対する嗅覚」を高めていったのだ。

 必要に迫られて日本に電話をしなければならないときは、大抵は中央郵便局に隣接していた電話局で順番を待って日本に電話をかけていた。それも数分で高ーい金額を取られるので、必要な事だけ言って直ぐ切っていた。「元気?大丈夫俺元気。・・・をお願い!じゃぁね。」ナンテね。

 今は凄ーいイノベーションだよね。

IPODタッチを持って行けばワイハイで無線ランが無料で対応出来るところであれば、現地情報もインターネットで調べ、連絡もSKYPで時間を気にすることなく、世界中どこでも無料で音声も文字でも写真もムービーも同時多元中継も含めて出来るし、当時は大学ノートにしたためていた旅日記もアメブロで写真入りで記録出来るし、FACEBOOKで友人を作り世界の街に訪ねて行くことも出来る。

 たった30数年の間にコンナニモ変わったのだ!