「早期発見が早期改善への道」 | 「バックパッカーがH・Ⅰ・Sの役員になった奇跡」小さな会社の未来の創り方

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出来ない事はやらないことだとHIS創業者「澤田秀雄」氏から学んだ。ベンチャー魂と自ら経験した多くの失敗が成長の奇跡を創る。伝える事よりも伝わること!直ぐに実践したくなる、熱き魂に触れてください。

「早期発見が早期改善への道」      2016年6月号  大野 尚

 

 毎年、3月末に行っている人間ドックの便潜血検査で陽性となり、大腸内視鏡検査を4月に受診、そこで2個のポリープが見つかりました。1個は小さなもので、その場で切除してもらい、後1個は2泊3日の入院手術ということで、5月の最後の週に検診した病院に入院し手術しました。術後一日目は、まぁ、割と元気で、「こんなもんか、」という感じでリラックス、2日目の朝から酷い頭痛、吐き気をもよおし、「何かおかしいなぁ」と思っていたら、その日の夜中に下血、血圧も下がり・・・思い出すと顔面蒼白・・・、3日目に再度、内視鏡による止血(追加クリップ止め)処置を行いました。結局、入院期間も5泊6日となりました。話はそれだけではなく、止血処置の説明を写真で説明を受けた家族は、「良かったですね。流れ出した血液の傷口はココです。その横に大きな血管があります。」・・・命に関わるところでした。

 大腸内視鏡手術の止血は傷口を縛る、縫う事は出来ません。通常は電気メスで焼く事で止血しますが、ある程度の大きさだとクリップを使用します。その場合の出血は1000人に一人の確立と言われていました。その1000人の一人に当たってしまいました。・・・ポリープとしては小さいものではなく心配しましたが組織検査の結果は良性でした。手軽な便潜血検査ではなく、50歳過ぎたら、いやぁ、40歳過ぎたら上も下もカメラ入れるべきですね。200㏄の下剤飲むの気持ち悪そうだし、お尻からカメラ挿入なんて考えるのも恐ろしかったけど、それ以上に大きくなった悪性腫瘍の方が怖ろしい事です。

 企業経営も同じです。定期的且つランダムなタイミングでの各現場でのヒアリングやモニタリングは必要です。なぜなら小さな問題や課題を気づかず、そのままになることで大きなリスクを背負い込む事になってしまいます。経営とは如何に未来のリスクを軽減し、また、状況判断と過去のデーターの蓄積からフォーキャスト(予測)を行い事前に対処するかです。そのための「しくみ」「システム」を講じていく必要があります。

また、経営者の健康リスクは経営のリスクになります。そのためには、トップがいなくても経営が滞ることのないような組織体制が必要です。

 トップの個人商店(ワンマン経営)からの脱却と人生の最大の幸せは健康だと言う認識が必要です。

 経営も健康も早期発見が早期改善の道を創ります。

本来であれば、病気(問題)にならない(ため)心身作り(しくみ作り)自然(理念)治癒力(共有力)を高める食事(コミニュケーション)運動(活動)ストレス(ガス)発散(抜き)が重要です。