気がついたら舞台本番まで1週間ちょっと!に迫ってました。
今頃席の空き状況を聞いてみると、土日は勿論平日もほぼ埋まりつつあるとか!?
平日はどちらにしろ行けそうもないし、もしかしたら俺、見れないかも!?という危機に直面しております。
僕の事情はともかく、そんなに大きくないキャパとはいえ、連日たくさんのお客さんに観ていただけるのは喜ばしい事であります。みんな加藤りほにゃん始め出演者の皆さん、そしてアリスインのお客さんのお陰ですね!
少しは「ヴェッカーだから」観に行こうという方もいらっしゃれば嬉しいです。
今回は前回以上にキャスティングや稽古にも関わってないし、衣装もヴェックフォームのアレンジを少ししただけで、他はみんな演出家さん、衣装さんにお任せです。
オラクルとかかなり変わってるみたいですね。
自分が前に作ったものをそのまま他の方が演出される、というのは初体験なのでぜひ観たい!んですが。
前回少し書いた宇佐木ミコト(宇佐美ヨーコに名前もキャラも顔?も似てると言われますが、これの初演は「ゴーバスターズ」発表よりずっと前です)について。
あくまで今回は「再演」なので、彼女以外の登場人物はすべて前と同じように行動し、前と同じ台詞を喋ります。ミコトも前の夏沢るり香と同じように行動し、同じように悩みます。
でも「彷徨のエトランゼ」をご覧になった方は知っているでしょう。彼女は誰よりも「ノエルサンドレの悲劇を起こしたくなかった」人です。
人は運命に、キャラクターはシナリオに抗えるのか!?というのが今回の裏テーマであるかもしれません。
もともと、「ヴェッカー1983」をミコト役の斉藤亜美ちゃんが観に来てくれた時にもらった彼女が描いた1枚のイラストからすべての発想は始まってます。
個人的には「ノエルサンドレ」の再演ではなく、完全新作の「彷徨のエトランゼ」の続きをやりたかった。
前にも書いた「プレアデス・リンク」をね。
その名残でもあります。
神凪リタ…時空刑事リタの登場もその残照のひとつです。
「エトランゼ」の主人公として完全に消化不良だったリタ。僕は個人的に大好きなキャラなので、リタ(利他)とリコ(利己)の対決!というのもやりたかった。
伊藤梨沙子さんにお願いできなかったのは残念(梨沙子ちゃん、多方面で活躍中!ですね)ですが
廣川奈々聖さんはスケジュールさえ合えばリンを演じてもらいたかった方。
あのヴェックフォームに袖(袖ないけど)を通す彼女も観たいです!
他のキャストも加藤りほにゃんや安定の(笑)砂姫役荘司里穂ちゃん以外は殆ど初見(なあ坊さんや小林せんりちゃんもいますが)の方々。
ミコトだけでなく、すべての登場人物が前と違う、ただ台本に書かれているだけではない人生を、演じてくれると思います。
何度やり直しても、やはりあの悲しい死の灰が降るクリスマスは来てしまうのか?
短い時間ですが、精一杯聖サンジェルマン学園で生きる彼女たちとそれを演じる彼女たちの青春が、人生が、クリスマスキャンドルとともに燃え尽きるまで、僕もこの目で一瞬一瞬を見届けたいと思います。
万が一(でもないかも)僕が観れなくても、皆さんの目に焼き付けてくださいね!