●大腸がん、膵臓がんなどが、陽子線治療や粒子線治療をできるようになりました。
こんにちは。加藤隆佑です。
大腸がん、膵臓がんなどに対して、4月から保険診療内で、陽子線治療や粒子線治療をできるようになりました。
ちなみに、これまでは、先進医療でしかできませんでしたので、自己負担額が大きかったです。
陽子線治療・重粒子線治療の両方とも保険診療になったもの
4cm以上の肝細胞がん
肝内胆管がん
局所進行膵臓がん
局所大腸がん
小児腫瘍
限局性の骨軟部腫瘍
頭頚部悪性腫瘍
重粒子線治療のみ保険診療になったもの
局所進行性子宮頸部腺がん
なぜ、局所進行性子宮頸部腺がんは、重粒子線治療だけが、保険診療になったかというと、局所進行性子宮頸部腺がんに対する陽子線治療のデータがないからです。
補足事項として
局所進行とは、遠くの臓器に転移がない状態を指します。
そして、重粒子線治療と陽子線治療の効果は、ほぼ同じという認識で良いです。
ただし、放射線治療は、局所的な治療であり、その部位を治療しても、再発の危険はあります。
したがって、再発しないような工夫を、取り入れていってくださいね。
手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。