今日は募金をした。ハイチ大地震救援金だ。もっと世界に目を向けなければ、そして行動しなければ。そう思った結果の行動だった。最近私は、国外で起こる出来事にあまり目を向けていないという意味で、至極内向きだ。

大学時代の友達に、クラブイベントを仕切っていた男の子がいる。すごく背の高い、大型のバイクで通学していた男の子だ。フランス語の授業で一緒になったが、彼はあまり授業には来ていなかった。彼と話したのも、彼が休んでいたときの授業のことを私が教えてあげたときだ。とてもやさしそうな目をしていた。でも、授業にはあまり来てなかったし、クラブに入り浸ってると聞いていたから、きっとチャラチャラしてる人だろうなぁって、勝手に思っていた。

その彼のブログで今日、ハイチ地震の写真を見た。初めは、イスラエルかパレスチナの写真かと思った。彼がその辺を旅しているのだと勝手に勘違いして。でも、少しするうちに、それはハイチ地震による犠牲者の写真だとわかった。人が人形みたいに瓦礫の横にずらりと並べられている。衝撃だった。人が、ゴミ置き場に荷物のようにまとめられている。

彼は、その写真をブログに載せることで、多くの人に影響しようとしていた。彼自身の意見をブログに載せることで。彼は、全然チャラチャラなんかしていなかった。確かに、2年前とは違うのかもしれない。けど、あのときから彼はすごくやさしい目をしていた。たとえチャラチャラしてても、いいじゃないか。クラブに入り浸ってても、いいじゃないか。そんなことよりも、大事なことがあった。人として、何よりも、やさしくあることに勝るものはないと思った。

もっと人にやさしくなりたい。自分がしんどいときでも人を支えられる人になりたい。

そして、もっと世界に目を向けなければ。私がここまできたそのルーツを忘れそうになっていた。思い出させてくれた彼に深く感謝して。明日からまた戻ります。おやすみなさい。