怒涛の一週間だった。来週から始まるIAEA総会で予想される動きを見据えて,日本の対応方針を決める。国際会議での国のスタンスを決めるものだから,皆それぞれに思うこと・言いたいことがあって,担当の私は調整に苦労した。

しかし,その分学んだことは多い。在外と本省の力関係,上司や他課への説明の仕方,外交のあるべき姿,仕事の回し方などである。

痛烈に感じたのは,説明能力を強化する必要があるということ。時間がない上司に,状況をわかりやすく手短に説明し,判断を仰ぐ。「要は,~」とか,「結論から言うと,~」といった言い回しを意識して,ポイントだけまず伝える。突っ込んで聞かれたら説明する。そういう説明の仕方を常に意識しようと思うが,他にもコツを会得して説明能力を向上させたい。

あとは,仕事の回し方。上司の目線になって,案件や報告内容の重要性を考える。

上司の癖を知ることも大事。

鳥の目を持って,全体を俯瞰してゲームを見ることも大切。昔,バカボンドを読んでた時,やけにシュートの精度が良くなったけど,あれは鳥の目を意識してボールを離したからだ。観客になって,ルールを把握して,最適な行動をとる。ルールが良くなければ,変えるよう努力する。

さて,これからが楽しみで仕方ない。やることが沢山ありすぎる。