灼熱のギタリスト | アフィシオナード!

アフィシオナード!

アフィシオナード・・・それはフラメンコ愛好家のことです。
基本マニアックですがフラメンコ以外のジャンルの音楽も含めて
感じたこと等 色々と見聞きした情報を備忘録代わりにして綴ってます。

遅まきながら 見てきました。 カラコレスです。


灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア・・・・





ドキュメンタリー映画なので 作品の善し悪しは

あれこれと言うものではありませんが

マニア向けの映画なのは疑うこともないですよね

そもそも パコ・デ・ルシアを知らない日本人の方が遙かに多いし

映画館にいた人も 禿頭、銀髪の人が多く

若い人はほとんどいなかった・・・・



そう  フラメンコやギターをかじっている人のみが映画館にいたのです。





最近、フラメンコ熱が下がっている私にとって

起爆剤となる事を願って見たのですが

私にとって 格が違いすぎるんですよ・・・・

パコは・・・

遙か殿上人ですから




そのパコが昔々、当時を振り返って

こう感じていた・・・ と語るのは 今回の映画が最初ではありませんね





この映画の前に 自伝的映画 「フランシスコ・サンチェス」(パコの本名)では

苦悩に満ちた人生を歩んでいて トップで有り続けることの苦しみ、

作品を作り出すために努力している姿などが見えたのですが

今回の作品は パコの息子が作ったためか

そういう所とは 違う視点も入れているようにも思えます。






ただ・・・ そのパコも 自伝的映画「フランシスコ・サンチェス」では

無かった本音を吐露している部分もあるので

ファンのみならず あらゆる業種でトップを行く者が

抱くであろう事を吐露している部分があるので その点では

共感を得ることができそうだと思いました。




フラメンコ系の映画は ほとんどがドキュメンタリーかイメージフィルム基調です。

そんな中、かつてストーリー性を持った フラメンコ系映画で アントニオ・カナーレス主演の

「VENGO」という映画がありましたが そのストーリーも 突飛なところがあったり

お祭りルンバ を フラメンコ・プーロ(純粋なフラメンコ)と言わせた 所で

何も解っていないマスコミと同様な見方しか持っていないことが明らかになっており

価値は一気に下がってしまっております。







映画を見え終えて 思ったこと・・・ 

最近まで フラメンコ熱は どん底だったが

少しは持ち直してきた感じです。