ジローと高齢者さんとの別れ | 特定非営利活動法人C.O.N

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尼崎市を中心に地域猫活動を行っています。地域社会の様々な猫問題に取り組みながら、『共に生きる未来』をめざしています。

ジローの飼い主さんが

亡くなった。



なんとしても自宅に帰って

ジローと一緒にいたい。



そう聞いていたので、

時間はもっとあると

私たちは思っていた。







入院から2ヶ月以上

ジローのお世話に通っている

ボランティアさんが、




高齢のジローちゃんを残していくことが、

ただ、ただ心残りだったと思う

と言った。




飼い主さんは、

福祉の方やまわりから

病院に行くよう言われても

犬がいるからと、

頑なに拒否を続けていたらしい。




最後は家の中で倒れ、

救急車が来て、

それでも

犬がいるから病院には行かないと。




近所の方が、

自分たちが世話をするからと説得し、

何とか救急車に乗せたそうだ。








今日もお世話にいった

ボランティアさんからのLINE。




『ジローちゃんも分かっているのか、

今、ものすごく沈んでいます。

何とか幸せにしてあげたいです』




ジローを安心して預けられるところがあって、

もっと早くに病院に行けていたら、

飼い主さんとジローは

もう少し一緒にいられたのかな。