雨の日の思い出 | まったりはんなり

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全く興味がないので私の事はスルーして下さいまし。

神奈川は昨日の夜からものすごい雨でした。

バケツをひっくり返したような雨。

そんな中、なぜか中学生の頃のとある雨の日の事を思い出しました。


中3の後期に私は風紀委員をしていたのですが、

台風が近づくという事で一斉下校が決まり、

通っていた中学校が一学年13クラスあるマンモス校で教師だけでなく風紀委員も教室等々を

見回り一斉下校を促す事になりました。


「台風が近づいているので帰宅して下さい!」と

歩きながら声をかけている時に髪の赤い

ヤンキーな同級生男子が私の前にやってきて

「傘がないからさ、傘貸してくれたら

帰ってもいいよ俺。」と話しかけてきました。

同じクラスになった事があるけどほぼ会話を

した事がありません。

傘か…どうしようかな、実は傘を忘れた子がいるかもと私の鞄の中には折り畳み傘が2本

入っていました。

貸してあげようかな、でも今まで話した事もないのに後日返しに来られるのも気まずいし、

そもそも彼は私の事を知ってるのか?等々

数分考え込んでしまいました。


そんな考え込んでいる私をしばらく見ていた

彼はふっと笑顔になり、

「嘘だよ。ごめんごめん。ちゃんと帰るよ。」

と土砂降り雨の中、歩き去りました。

それだけの出来事だったのですが、未だに

なぜ彼が話しかけてきたのか謎です。

考え込んでしまった私が折りたたみ傘を

2本持って悩んでいた事はおそらく彼にも

想像はつかなかったと思います。

その後、クラスが違う事もあり、彼とは

話す事はありませんでしたし、会う事も

ありませんでした。

どんな人生を歩んできたのか、今何をしてるのか

少し気になるけど、元気にしていたら

いいなと思います。


鳳凰に見える雲。


皆様、かつてないコロナ禍ですがどうか

お身体をご自愛ください。