“玄蕃尾城”のレポ②行きまーす!
前回(コチラ )はDの馬出まで行きましたので、いよいよ本丸に突入です!
本丸全景(3枚合成)
主郭の四方に土塁が築かれていますね!(例のごとく合成なので位置関係がおかしいです)
陣城だから土塀じゃなくて、戦国のドラマによく出てくる木の盾を立てていたのかな?
櫓台 天守台って書いちゃったケド、説明版にバッチリ“櫓台”ってかかれてますね・・・(^^;
櫓台には礎石も残ってます。
図面では3方向に虎口が開いていますが、
現地に赴くと、西側に土塁がやや低くなっているところがあります。
ここにも虎口があって橋が架かってたのではないか?とのこと。
次は本丸の東側へ行きます~。
Fの土橋 正面 横から
写真がなってないですね・・・。ここもけっこういい土橋なんですが
見晴らし曲輪は四方を土塁で囲んでます。
流出してしまったのでしょうね、ちょっと分かりにくい土塁になってますが、
帯曲輪へ降りればキレイな切岸にメロッ
下の帯曲輪から見た櫓台
城は防御施設ですが、同時に街道の見張りを兼ねていることが多いそうです。
賤ヶ岳の戦いで敗れた柴田勝家は北国街道で福井の北ノ庄城へ逃れていくのですが、
その北陸街道を整備したのは他でもない柴田勝家です。皮肉ですね・・・
次は本丸の北側、Gの馬出へ向かいます~
南側同様に馬出があります~。
アングル悪くて土橋が入ってないから、馬出っぽさ半減してますが・・・
馬出の外は搦手曲輪です。
赤とオレンジの二重の土塁で囲んでます。
搦手の虎口は城内の北にあります。
本国(越前)に逃れやすいようにってことですね!
実際、ここを勝家が通ったかもしれません
その虎口がまた美しい
本丸の北に馬出+搦手も食い違い虎口にしていて、しっかり警戒していますね。
北は勝家の本国ですから、こちらから攻められることはないんじゃないのかな?
あまりにキレイなんでいろんなアングルで撮ってしまいました
土塁とか堀の折部分が好きなもので
整備状況といい、遺構といい素晴らしいの一言です!
ただ、このあたりは熊が出る とか
4月下旬まで積雪があることもある と聞いております。
登城の際はくれぐれもお気をつけください。
これにて玄蕃尾城レポ終了です~。
(写真:2012/11/3)