今年もあと半月ほどとなり、来年のことを言ってもそろそろ“鬼も笑わない”時期になったと思うので、今日は以前、教わったことのある「風水における厄年への考え方、対処法」について少しご紹介します。
一般的に厄年とは男性が25歳と42歳、女性が19歳と33歳です。
それ以外にも、「12年ごとの年男、年女の年も厄年(60歳の還暦は大厄)」とする考え方もあると聞いて、あちこち調べてみましたが、やはりそうした風習を持つ場所は結構あるということがわかりました。
そう考えると、厄年は一生の内に幾度もあるということになりますが、昔の人は「厄年」を人生の随所に定めることで、年を重ねる中で起こりがちな心身の変化の凶兆に警鐘を鳴らしてくれようとしてくれようとしていたのかもしれないと思うようになりました。
風水では、厄年には「緑色の石」を持つと厄よけになるといわれています。
緑の石というと瑪瑙(めのう)や翡翠(ひすい)、玉(ぎょく)などがありますが、色が「グリーン」であればどのような石でも基本的にかまわないようです。
ただし、自分で買ってはダメで、必ず身内の人に買ってもらうことが条件なのだそうです。
余談ですが、私の住んでいた地域だけなのかもしれませんが、若い頃、「女の子は二十歳になるまでにシルバーの指輪を男の人からプレゼントしてもらうと幸せになる」という言い伝えがありました。
今でもその“おとぎ話”のような言い伝えが残っているのかわかりませんが、その年頃の女の子の多くにとってその手の話は結構、切実だったんじゃないかと思います。
身近な“男の人”であるお父さんからプレゼントしてもらうという手もありますが「それじゃあ、ちょっとねぇ~」みたいな雰囲気が女性の間にはあったような覚えもあります。
歳を重ねたあとでは、大したことでもなく、取るに足らない話になってしまうことは結構あるものですが、若い頃は若い頃なりの深く切ない悩みがありますものね。
「緑の石」を身につける期間は前厄から後厄までで、それが過ぎたらきれいな川や湖など淡水に流して処置してあげることになっています。それ以上、長く持っていると逆効果らしいです。
この厄年に厄よけとして「緑色の石」を持つのは男性の場合で、女性はまた別に効果的な方法があります。
それは、「蛇のモチーフの装飾品」を身につけるという方法です。蛇のネックレスやピアス、指輪などが装飾品としてあげられると思います。
男性の「緑の石」の場合、もらう相手は身内であればよかったのですが、女性の「蛇のモチーフの装飾品」は、「血縁のある女性からもらうこと」と少し条件が厳しくなっています。
これを25歳か42歳の厄年の場合であれば前後厄を含めて3年間身につけることになるわけです。12年ごとの厄であれば1年間でかまわないと思います。
風水的には厄年は「運気の変動を受けやすい時期」と定義づけているそうで、そのため悪い変動だけでなく、同時に良い変動も受けることができる「運気上昇のチャンスの年」でもあるそうです。
私もちょうど今年はこの厄年に当たっていたのですが、いろいろな教え、アドバイス、メッセージを自分で分別、遮断することなく、届いたものを素直に楽しみ、感謝しながら取り入れるよう心がけてきました。それが良かったのかもしれませんが、今年は、近年になくすばらしい年を過ごすことができています。
緑の石も数珠として身につけてまいりましたが、11月に朝の目覚めと同時にはらりと紐が切れてしまうのを見て、「務めを果たしていただけたな」と直感しましたので、感謝の念を送り、神社で処置させていただきました。
“一年”は12月31日を仕舞いとせず、2月3日の節分までですので、まだ少し時間はあるのですが、こうして8月から始めたブログでは多くのすばらしき方々とのご縁をいただき、いつも励まされ、勇気づけられる日々を過ごすことができました。この場を借りて、皆様には心より感謝を申し上げたいです。
私には今年は「人や物事との出逢いを大切にし、新しいことに踏み出すことを控えて、そのための力を蓄える年」との年初の教えがありましたので、その通りに“一日、一日”、“今、ここ”を過ごしてまいりました。
厄年というものは、自らの想念(想い)と言葉、そして守護霊様の後押しによって、大きく羽ばたくための“やく”である<飛躍>、<躍進>につなげていくことができます。 また、愛と感謝の念をもって、人様や社会に貢献し、喜んでいただくことで自らの豊かさ、成長に結びついていく“やく”、<神のお役>にも替えていけるといわれていますので、恐れず、気概を持って臨んでいく方が、良き流れに替えていく最善の方法だと思います。