こいんますたー制作ブログ

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☆Pro Tools | Firstとは☆

主にスタジオ収録などで使われているPro Toolsの無料版ソフトです。
スタジオ収録の現場でも業界標準で使われており音声録音や編集には一番高機能なソフトかなと思います。
ASIOも対応しており、音のズレが少ないためIFの性能を最大限に引き出すことができます。
ただし無料版には『最大3つまでしか「プロジェクトファイル」を保管可能できない』という大きい制限があります。
この3つまでという制限が大きいので解説致します。

プロジェクトファイルとは…
編集部分を記録する作業ファイル(SAIのキャンバスやフォトショの作業ファイルみたいな物です)

○向いている用途
・歌唱録音で歌ったあとはすぐに音源ファイルにして書き出すような案件
・台詞録音のみで即音源を書きだすような案件
・一時的な保存のみで音源書き出し後はプロジェクトファイル様を削除する予定

×あまり向かない用途
・ボイスドラマの編集(複数引き受けている場合)
・複雑な編集をしている、または残さないといけない場合などプロジェクトファイルを『長期に保存』しないといけない場合

【Pro Tools | First使用準備とダウンロード編】
①こちらのサイトにアクセスします。
http://apps.avid.com/ProToolsFirst/jp/
②Avidマスター・アカウントを作成します。
③メールはフリーメールで大丈夫です。
④アカウントを作成しログインができたらもう一度こちらのダウンロードをクリックしてインストールします。
http://apps.avid.com/ProToolsFirst/jp/
⑤MP3の読み込みにQuickTime7が必要になるのでダウンロードしインストールします。(メールはチェックを外し無記入でOKです)
http://www.apple.com/jp/quicktime/download/

⑤Pro Tools | Firstを起動したら英語のポップアップが出ますが一旦閉じます
⑥設定→プレイバックエンジン→サンプルレート96KHzを選択します(※96KHz設定可能IFのみ)
⑦選択が終わったら一旦再起動します。

【録音編】
⑧ダッシュボードが立ち上がるのでテンプレートから作成のチェックを外し、名前を入れてプロジェクトを作成を押します
⑨トラック→新規→MONO・オーディオトラック・形式サンプルを選んで作成を押します(歌唱用では4つくらい作ると便利です)
・(※歌唱の場合"英語の"オケファイルをドラッグしてください日本語だと取り込めませんでした)
⑩トラックが出るのでトラックにある録音ボタンを押してテンキーの3を押すと録音開始でスペースを押すと停止します。
・歌った波形を削除してやり直したい場合はファイルをドラックして→バックスペースで消せます
⑪ctrl+sでこのプロジェクトの保存ができます
⑫可能であれば音源ファイルと歌った音源の波形調整をします(頭合わせ)
⑫波形が無いところを選択し左にドラッグ。出力したい部分
を選択します。
⑫ファイル→エクスポート→『選択したクリップをファイルとして』を選択→ビットデブス24bit96KHz→保存先のディレクトリを選ぶ→保存場所を選び『現在のフォルダを使用』
⑬エクスポート
⑭ファイルの数だけ⑫と⑭を繰り返します。
⑮録音完了!
【はじめに予算設定】

【インターフェース予算3000円~100000円】+【マイク予算3000円~100000円】+【マイクスタンドやアームスタンド1500円】+【マイクケーブル500円】
【必要であればリフレクションフィルター5000円やポップガード3000円】
=合計予算8000円~20万円になります。

3000円前後でも一応PCV80Uなど予算以下で買える一式揃ったマイクもありますが、
音質がiPhoneよりもこもっていたのであまりおすすめはできません。

インターフェース予算10000円+マイク予算5000円+スタンド1500円がバランスとれてていい気がします。

【インターフェイス編】
マイクが接続できる数、付属ソフト、高価格帯になると音質で変わってきます。
予算10000円以上のインターフェイスからASIOが使えるようになります。
楽器演奏者ではなく1人で声の録音で使う場合はマイク接続できる数は1本で十分です。
私は【コンデンサーマイク用の48Vファンタム電源が使用できるもの、
使うマイクの数、ASIO対応、96KHz以上24bit】で選んでいます。
高価格のものは聞く音質も向上するのでマイクはたまに使う程度の音声編集者にもおすすめです。

・予算4000円
CLASSIC  PRO CAI16U
48Vファンタム電源必須のコンデンサーマイクが接続できる、
ヘッドホン挿せるところがある要最低限の機能が付いているインターフェイスです。
値段なりの性能なので若干ノイズ多く入るかもです。

http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/173217/

・予算10000円
Steinberg  UR12
日本語で使いやすいDAWソフトのCubaseAI7が付属して配信用に使いやすいです。
インターフェイス買うならこのクラスから上がおすすめです。
この辺りのクラスからはASIO対応でより高音質に遅延なく録音が可能です。
ループバックも付いてくるのでリバーブを付けて歌うニコ生歌い手さんにもおすすめ?
この辺りからヘッドホンプラグが大きくなるので持ってない方はアダプタが必要です。

teinberg スタインバーグ USB2.0 24bit/192kHz オーディオインターフェース UR12

・予算15000円
TASCAM  US-2x2
マイク入力が2つ欲しい人向けです。

TASCAM オーディオMIDIインターフェース USB2.0/iPad接続対応/2入力2出力 ハイレゾ音源対応 US-2x2

・予算80000円
audient  iD22
今現在一番音質性能がよく細かいところまで聞き取れるインターフェイスです。
機材持ちだして録音する企画者さんにもおすすめです?前見た時セールで7万円くらいで売ってました。

audient オーディエント / iD22 オーディオインターフェイス

・予算100000円
RME Babyface  Pro
まだ発売されていないのですがこの辺りの価格になりそうです。

【マイク編】
"同じ形のマイクの場合"高価格なマイクほどダイヤフラムが大きくなったり、
全方向や両方向から録音できる指向性の切り替えができたりして高機能になります。
BEHRINGERの場合  C-1までダイヤフラムが小さくB-1から大きくなります。
Audio-technicaの場合  AT2050までの価格帯のマイクがダイヤフラムが小さくAT4040から大きくなります。

ダイヤフラムが小さいマイク=音が軽くて綺麗な音だけど、ノイズが少し大きめ、集音範囲が狭いので環境音が入りやすい宅録向き。
ダイヤフラムが大きいマイク=細かい音まで拾う、音がはっきりしている、ノイズが少なめで環境音を拾いやすいが空気感のある声を録音できる
またRODE  NT3みたいに超単一指向性でダイヤフラムがおもいっきり小さいマイクもあります。

別売りになる場合があるのでそれぞれのマイクの付属品やサスペンションホルダーの有無、ネジの有無を購入前にご確認下さい。
 
RODE NT3

・予算1万円以下
BEHRINGER  C-1が円安で値段が高くなってしまったので
今回の最安でおすすめのマイクはAmazonで売っている中国製の謎のメーカーのマイクです。
色んな色のマイクがあります。別売りのインターフェイス接続用マイクケーブルさえあれば普通に使えるみたいです。
ショックマウントなども付いてきます。(ただしマイクケーブルはPC直接接続用で外部インターフェースで使えないので別途必要です)

コンデンサーマイク レコーディングマイク 単一指向性 マイクスタンド付 録音・放送・動画投稿・歌ってみた ブルー

SAMSON  C05  5000円前後
ハンドヘルド型のコンデンサーマイクです。
集音範囲が狭いのでPCが目の前に合って気軽に録音する人におすすめです。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/67381/

SAMSON C03  8000円前後
指向性切換式マイクでは最も安いコンデンサーマイクになります。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/144946/

・予算15000円前後でおすすめを3つ(全てダイヤフラムが大きいマイクです)
SEIDE PC-X1 (所持マイク:音がハッキリクッキリ元気があって、音の抜けが良いマイクでした) 
MXL  2003A(所持マイク:若干サラサラ系な比較的音のバランスが良くノイズが少なめなおすすめのマイクです。録音音量は少し小さめです)
AKG P420(指向性3パターン切り替え式で【高機能】です)
…など

SEIDE PC-X1 コンデンサーマイク


MXL2003A http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/87947/

AKG Project Studio Line コンデンサーマイク ブラックボディ P420 【国内正規品】

・予算4万円以上
AKG  C214
高音サラサラタイプなウィスパーボイス向けなマイクです。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/126591/

AKG  C414XLS
上記C214より等価雑音レベルが少なくなり、指向特性が9種類から選べます。
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/156048/

【その他備品のおすすめ】

・リフレクションフィルター5000円前後
周りの音をカットし、スポンジに音が吸音されるので特に宅録で大きいダイヤフラムを使ったマイクで録音する場合
音質が向上する可能性があります。
布団を前においたり段ボールで手作りするのもありです。

ALCTRON PF32 mini スタンドマウント型リフレクションフィルター

・メタルポップガード2000円前後
吹かれを防止するポップガードです。鉄なので洗って長く使えます。
無くても録音は可能ですが吹かれが気になれば。
Dicon Audio DCP-2 メタルポップフィルター 丸型

【マイクスタンド】

環境に合わせてお好きなものをどうぞ

・卓上マイクスタンド
キクタニ ミニマイクスタンド DS-20

・アームスタンド
Pop Colors デスクアーム式 卓上マイクスタンド / 自宅レコーディング 番組配信 ピアノ キーボード DTM (5.ブラック) 

・立って使うブームスタンド

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK マイクスタンド
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/25597/

【細かな質問など】
高いマイクが自宅の環境に合うか試してみたい→郵送でマイクレンタルの貸出をしているお店があります。
マイク買ったけど録音場所がなくなってしまった…→【自分の街名  音楽練習室】で検索すると近くの公共施設にある音楽練習用防音室が借りられる場合があります。
マイクとスタジオを1人で一緒に借りたい→東京だと店によって色んなマイクを試せるサウンドスタジオノア、大阪だとスタジオViiVOで比較的安めに録音できるみたいです。