新人さんが入職したての頃は、
非常に突っ込みがいのある
報告をすることが非常に多いです。
例を挙げると
「○○さんが、頭が痛いと言っていたので、
ロキソニンを渡しました」
はい。既に突っ込みどころ、
満載の報告内容です。
少なくとも私の場合、状況にもよりますが、
「○○さんが、頭が痛いと言っていたので、
ロキソニンを渡しました」
と報告されたときには、以下の質問をします。
「いつから痛いと言っているの?」
「どの部分が、どんな風に痛いの?」
「何時に痛み止めを内服したの?」
「内服後、患者さんはどうなったの?」
すると、大抵、新人さんは、
「……確認してきます(涙)」と答えます。
その時の私は、大抵、コケます(苦)
「その程度すら、確認してないんかい(涙)」と。
つまり、報告を受けた側からすれば、
「薬を渡すに至った状況」が
全く見えないのです。
「痛いって言われたから、
薬を渡すなら、看護師じゃなくてもできるぞー(涙)
ガキの使いかっっ!」
みたいな感じです(笑)
もちろん、急性期なのか慢性期なのか。
手術後なのか否か、既往歴に何があるのか。
発症後、どの位経過しているのかなど。
その患者さんの状態によっても、
判断が変わってきますので、
状況によっては質問もどんどん増えていきます。
例えば
「血圧はどれ位だったの?」
→バイタルサインの異常の有無の確認
「どこがどんな風に痛いの?
皮膚(例:頭部手術後の場合)が痛いの?
頭の中が痛いの?」
→疼痛部位の把握
「患者さんが内服を希望したの?
あなたが判断したの?」
→患者さんの意思の確認
「前回、鎮痛剤を内服したのは
何時だった?」
→鎮痛剤を使用できる時間間隔の把握
「嘔気は?」
→他の兆候が出ていないかの確認
などなど。
まぁ、「……確認してきます(涙)」ということは、
そもそも、患者さんの訴えに対して、
何も考えずに薬を渡してしまったんだね(^-^;)
とも思いますし、報告の仕方が
そもそもわからないでしょうし、
緊張しますしね。
しかし、どっちにしても、これらのことは、
必ず仕事では観察の必須条件の中に
入りますので、意識しておいた方がいいです。
ちなみに、私は新人さんが、
「何を観察し、どうアセスメントし、
どんな判断をして、そのような行動をとったのか」
ということを、執拗に確認します。
新人さんが気づかないところを、
自分で気づいてもらうためです。
ですから、もしも、
「どうして先輩は、私にばかり
突っ込みをするかなぁ。嫌がらせ?」
と思うのは勘違いであることを
頭の隅においてみて下さいね。
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