桜満開だよりが北上中!
さて今日は前回とがらりとテーマを変え、
海外の桜にスポットを当ててみました。
日本の花の象徴でもある桜。
しかし、今や世界の色々な場所で
その華やかな姿に、多くの人が魅了されています。
今や日本人だけが楽しむものではなくなりました。
日本の桜が最初に海外に渡ったのはワシントン。
1912年、12種類の桜の苗木が横浜港から、
ワシントンに届けられて100年以上が経ち
今では、ワシントンは桜の名所となりました。
◆なぜ、ワシントンの桜が有名になったのか。
紀行作家で写真家のエリザ・シドモアが
1884年(明治17年)に日本を訪れたとき、
向島の桜の美しさに魅せられました。
翌年、ワシントンに帰国した彼女は、
埋め立て工事が始まったばかりの
殺風景なポトマック川沿いに
日本の桜を植えたいと考えました。
また、同様に桜の美しさに魅了されたのが、
植物学者のデイビッド・フェアチャイルド。
彼は自宅の庭に桜を植樹しようと、
1906年、横浜から125本の桜の木を輸入し、
アメリカの地に根づくかを試しました。
さらに、第27代大統領タフトの夫人も、
1909年ポトマック川周辺の埋め立て地に、
日本の優雅な桜を植えたいと考えました。
この3人の
「桜をワシントンに植樹したい」という
熱意が当時の東京市長にも伝わり、
1909年に東京市から2000本の桜の苗木を
贈ることにしたのが始まりです。
その後も何度か日本から
色々な種類の桜が贈られました。
そうして、世界的にも有名な
桜の名所となったのです。
◆海外の有名な桜並木
海外の桜の”トンネル”がある場所
★アメリカ
・オレゴン州
・ニュージャージー州
★カナダ・オンタリオ州
★イギリス・ロンドン
★フランス・パリ
★ドイツ
・ボン
・ベルリン
★スウェーデン・ストックホルム
★台湾・台北
海外では、ソメイヨシノは稀で、
その土地、気候に合った、様々な
別の種類の桜が植えられています。
また、学校で桜の花のことを英語で
「Cherry blossom」と習いましたよね。
しかし、近年では日本語のサクラ「sakura」で
呼ばれることが一般的で、日本らしいとか。。。
さて、このシリーズも残り1回となります。
次回は、どんな話題で締めようかな…