東京の専門学校に通っていた時の話。
4ヶ月程東京に住んでいたのだけどちょっと家庭の事情で実家に戻る事になり、一年半程群馬から高田馬場まで通っていた事がありました。
東武伊勢崎線と武蔵野線、山手線を乗り継いで大体2時間半〜3時間ぐらい掛かってたのかな。
まあ、電車の中での時間潰しの為に本を読む事が多かったのだけど、大塚駅の近くにブックオフがあったので結構そこで読む本を調達する事が多かったのね。
そしてある日。ブックオフに寄ろうと大塚駅で途中下車したら何というかオドオドした男性が
『あの・・・すいません・・・』とか声を掛けて来たのよ。
まあなんだろうと思いつつ話を聞くと
『実は今・・・手相占いの勉強をしてまして・・・あなたの手相を見せて頂けませんか?』
なんて言って来たのよ。この時は『あなたのために祈らせて下さい教』との戦いから多分二年後ぐらいだったかな?
まあ、『あなため教』を蹴散らした俺はもはやズブの素人では無かったのでどこかの宗教勧誘だとは解っていたのだけど好奇心からお願いしてみたのね。どんな話をするのかなーと思って。
『じゃあ、お願いします』(手を出す)
『では失礼しますね・・・お?コレは・・・』
『どうかしました?』
『この手相は・・・良いですね。結構良いですよ。』
まあ正直この時点で既に怪しかった・・・と言うのも、この人ほとんど手相見てないのよ。どこの線がどう言う意味か、とか何の説明も無くただ良いですよとしか言わない。で・・・
『いや、このままでも良い運勢だと思うのですけど・・・もっと良い人生を送る方法が(ちょっとこの辺の言い回しは忘れたけどこんな感じ)あるのですけど』
『要らないです。』
『へ?』
『いや、要らないです。』
『あああでも』
『要らないです。俺には信じる神がいる。あなたも入信しますか?』
『いえ・・・結構です・・・』
とか言ってトボトボ去って行きました。
まあこの時はコレで終わったのですが・・・何というか、この後凄い後悔してしまって。
と言うのも、ちょっと面白い事を思いついてしまい・・・この後数日は『また居ないかな〜声掛けて来ないかな〜』とほぼ毎日大塚駅に寄って居ました。しかし会えない。残念。
でも、この話は終わりじゃ無い。
季節が変わっていたので半年後ぐらいかな?
俺のターンが回って来たのである。
続きは次回!!
『まぃきい奥田vs手相教の巻』
お楽しみに(=゚ω゚)ノ