【日刊 ノボちゃん】 -5455ページ目

駄菓子外交


(写真)1枚のせんべいに涙


ある日、とある若者が起こした仕事のミスを指摘したら、「どうか内密に…」と言われ、私も「じゃあ、チョコレートで手を打とうかな」などと笑っていた。すると10分後には本当にどこかで買ったチョコレートが届けられたではないか。いや、ほんの冗談のつもりだったのに…、恐縮です。まあコミュニケーションの一つとして、いただいておこう。こんなことをしてもらったのは人生初のことだ。


そして翌週には、同じ彼から坂角のえびせんを1枚渡された。「名古屋に行ってきたの?」と聞いたら、「いや、取引先からいただいのたで、おすそわけです」と言う。買った物でなくても、「たくさんあるから1つ天野さんに持っていこう」と思い出してくれたことが、うれしかった。


“愛想のなかったこの子もやっと私にせんべいを1枚渡してくれるまでに心を開いてくれたか…”と思うと、小学校の担任教師のようにしみじみした。たかがせんべい1枚であやうく涙をこぼすところだった。彼と年の近い、似たような学歴の子をたくさん見ているが、この子は出世していくだろうなあ。


大昔から私はヤクルト効果と呼んでいるが、つまらない物でももらってイヤな気分になる人はいないものだ。ヤクルトのワゴン販売がオフィスに回ってきて、部下のために何十円かのヤクルトを買ってくれる上司と一度も買ってくれない上司では、OLの働きは明らかに変わる。


何かをもらうとうれしいので、私のほうでもちょっとした物を渡せるようにしている。最近はコンビニのレジ前にあるチロルチョコだ。珍しい味が出ると10個くらい買っておくと、知り合いに会ったとき1つあげたりできる。それで何か会話のきっかけになるなら、安いものだ。


きょうはコンビニで体操・日本代表内村航平選手の好物として有名になったブラックサンダー(チョコバナナ味・3個入り60円)を衝動買い。直後に出会った仕事関係の女性に差し上げると、ちょっとうれしそうにされていた。


そういうわけで、私の駄菓子外交は続く。特にロッカールーム、更衣室で私に出会うともらう確率が高いはずだ。



■日刊ちょいスポ(No.788)

8強に名古屋&鹿島

24日、サッカー、アジアチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦が開かれた。日本勢は名古屋が韓国の水原を2-1に下す。ガンバ大阪と川崎フロンターレは2-3で、昨年の王者ガンバが姿を消す結果に。ソウルFCと対戦した鹿島は2-2の引き分け後にPK戦に。結局5-4でソウルに敗戦。1日に日本勢が4チームも出ると情報整理が大変だが、昨日で半分消えた。そのほうが日本人も応援がしやすいだろう。そして私の脳内も負荷が軽くなる。


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