大小林 | 根多帖別冊 by おしろまん

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おしろまん です。
絵を描いていますので、そちらをメインにしたいのですが、お城の論考を書いたりしており、城関係がやたらと多いブログとなっています。
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5月6日、午前中たっぷり松本城を堪能したあと

東郊の山城、林城に連れて行っていただきました。

北東

まずは林″大”城へ

時間がないので北西尾根の段曲輪は飛ばします。

図面を見ても「出来過ぎ」感が無いわけでもないですが、途中の堀切を考えると城遺構でいいのかなと。

副郭下(西)は土塁が巡り、ここからが主要部なのかな。

主郭には土塁が巡り、主要部の凝ったつくりは流石信濃守護職の城だなと。

西の段曲輪群とは違い、東南(尾根続き)は複雑な堀切で防御します。

こちらの尾根続きから林小城へ行けなくもないようなのですが遠回りなので山を一旦降りて登り直します。

こちらは 大城 に比べコンパクトですが、石積みは多い気がします。

また南の尾根続きは主郭部より高く、備えが薄い気がします。

甲斐武田氏の侵攻により小笠原氏は越後へと逃れ、武田大膳大夫は深志城を松本平の拠点とします。

しかしながら林城のふたつの城は良好な遺構を残し、松本平を睥睨しつつ…生き、、続けています。