昨年末、思わぬ事が出来し、予定しなかった帰省をすることとなりました。
で、鉄道の乗り合わせの間、珍しいモノが見えたという府内城へ。
昨年の大雨によって土塀が崩壊し、そのなかから煉瓦上の土塊が露わになったということ。
土塊は土塀の構造材とみられるが、類似の工法で造られた城の土塀は現存例が少ないとのこと。
当初、塀の屋根に雑草が茂っていたことから「管理不行き届きやん」とか思っていたのですが、以前の地震のときにこの塀は傾いていたとのこと。
まあ、そのときに修理しておけばよかったのですが、それでは今回のような発見はなかったので不幸中の幸いと申しましょうか…。
↑外側からの画像
壊れた塀の南延長上のコーナー、西之丸南西隅櫓。空襲で焼けたコンクリートでの再現だが、これに連なる塀は現存だったのですね。
下は東側の帯曲輪、こういう解説板が各所に設けられています。
この帯曲輪は三ノ丸へと繋がっており、R197号の南にも往時の石垣があります。
あまり紹介されていませんが、レッキとした城遺構…で…いい…筈…
下図のa位置