この日は、突然行ってびっくりさせよう、と訳のわからないことを同僚が言いだし、事前に村人に連絡せずに突撃診療に行った。日本では、きっと、ありえない。


だから、もちろん村人おらず。



探しまくって、やっと、第一村人発見!!

病人はいないか聞いて、あるセニョールの元にたどり着いた。

どこに病人がいるのか、村人が知ってることに、村人のつながりに、感動した。

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糖尿病患者さんで、血糖値523!!このセニョールに会うことができただけでも、大いによかった。


そして、第一村人によって、医師たちが来ていることがあっという間に口コミで広がった。

おそるべし村人の威力。


芋づる式のように、人が集まりだして、なんと、青空診療にまでなった。


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たまたま、歯科医と、歯科衛生士も同行していたので、その場で歯磨き指導もしていた。


最初はどうなるかと思ったけど、最終的には、青空の下で診療できたし、生活指導もできたから、結果オーライ。


連絡もせずに行ったことに対して同僚に文句を言ったのに、結果はよかったから、どや顔をして彼女が喜んでいたのが、ちょっと...くやしかった。

でも、ひたすら歩いて、彼女たちと時間を共有できたから、よかった、かな。


事前連絡して、住民に集まってもらっておいて、ちゃんと診察しないと…と思ってたのに、案外そんなにきっちりしなくてもいいのかも…と、思わせてくれた?(ほんとはそうであってはならないはずだし、計画的に訪問して診療できるようにすることが自分のミッションでもある)、農村診療だった。


ほんと、ここの人たちは大らか、というか、突然のことにも動じないことには、びっくりさせられて、こっちが動揺してしまう。



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