Z世代の早期離職は上司力で激減できる!
今月(2024年4月)の日経新聞「私の履歴書」
は久しぶりに面白く読んでいます。
お話されているのは三村明夫さん。
日本製鉄社友名誉会長で、「鉄は国家なり」の時代に
富士製鉄に入社され、合併を経た
新日鉄の社長を勤められた方。
多くの方は日本商工会議所会頭だったイメージが
強いかもしれませんね。
4/11の11回ではこんなくだりも。
********************************************
・(大型リストラのさなか)
新日鉄を離れることになった社員のなかには、
子供の結婚式を前倒しした人もいたという。
親が新日鉄社員であるうちに、
子供を送り出したい親心からだろう。
・半年足らずのSPC
(14人の取締役で構成した合理化計画のとまとめコミッティー)
だったが、そこで得た学びは米国留学より
何倍も大きかったように思う
・危機は組織再生の好機でもあることだ。
長年引きずった課題に決着をつける
絶好の機会であり、逃げずに立ち向かえば、
企業は再び躍動する。
・「聖域なき合理化」とはよくいわれるフレーズだが、
実際は侵してはならない西域が厳然としてあることだ。
当社の領域とは品質と職場の安全だ・・・
・「上から3年、下から3日」という言葉を
ご存知だろうか。人を判断するのに
上からみれば3年かかるが、部下として仕えれば
上司の長所も短所も3日で分かるという格言だ。
*******************************************
現在の日本製鉄といえば、
橋本英二会長のリーダーシップのもと
果敢にチャレンジし、勢いを取り戻していますが、
脈々とすごいリーダーがおられたのですね。
『日本製鉄の転生』も面白かったですし。
すべては、日本の上司を元気にするために。