今日のフェルデンクライスのレッスンは頭を後ろにぶら下げたまま起き上がる動きでした。これは古武術のトレーニング法だったそうな!
動作は一見単純です。
仰向けで腕を肩を持ち上げるように天井に伸ばして頭を後ろにぶら下げたまま起き上がります。
まず、呼吸を横隔膜だけの最小限の動きにして肩甲骨と胸郭の動きを分化することで腹筋群を緊張させて緩めるコントロールを身につけることからですね。
動きの最初に腹筋群に何が起きてさらに動きを続けようとすると腹筋群をどのように緩める必要があるのかがポイントでした。
首を自由にすることで立位でのバランス能力が高まります。楽に体を反ることがどんなことか体得できましたね。
この動作を練習すると多くの方が頭を起こして座ることも楽になっていることに気づきました。腹筋の筋力が上がるようなのです。それで、このトレーニングは腹筋のトレーニング法として扱われていたようなのです。
フェルデンクライスの世界ではこの動作は英語でもヘブライ語でも風の形と呼ばれます。日本の文化に敬意を払ってオリジナルの日本の古武術の練功法の言い方のままです。実際にはこの形は5つあるので、その一つなのですけどね。
a breath of air そよ風のような呼吸で風のように起き上がるので、風の形と呼ばれるようになったのかもしれません!ちょっと歴史ロマンを感じませんか?
最後に多くの方が仰向けで骨盤に下に足を敷き起き上がろうとすると起き上がれるようになっていてびっくりしたでしょ(^_-)-☆
☆フェルデンクライスのレッスン
カード
風の形の基本
床にもたれないで起き上がるトレーニング
AY#310