この世界が完成しない理由 | 占い屋の語り尽くせぬ戯言

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どーも占い屋です。

今日は完全な独り言だと思って読んでください。

 

 

この世界は常に変化し続け、ある程度の結果が出そうな時になると

何故かエラーが起きたり天変地異や戦争が発生します。

 

この世界はまるで賽の河原のようです。

完成が近くなると何かがそれを突き崩しに来るのです。

賽の河原ほど悲しい場所じゃないか…別に供養してるわけじゃないもんね。

 

てことは、この世界はあれだ。

 

バベルの塔だ。タロットの16番だ。

 

(画像はwikiから)

 

人は天に届く塔を作って神の座に並ぼうとしています。

それは古代から現代まで一切変わりません。

 

権力を手に入れて神になり替わろうとする。

テクノロジーの進化で神の領域を侵犯しようとする。

或いは自分の思い付きを神の言葉のように流布する。

 

あらゆる形で人は神と並ぼうとしています。

そして自分の思う完成を目指し、それが叶えば神になれると信じ、

様々な方法でことを成そうと必死になっています。

もうすぐこの世界を統一できる!とか思ってたりするんでしょうかね……

 

しかしこの世界はバベルの塔と同じで、

完成間近になると天の鉄槌を受けて突き崩される運命にあります。

 

そもそも、神様はこの世界を完成品だと思っていません。

混沌から光を作った瞬間から今の今まで、まだ作ってる最中です。

このところがこうなんだよなーあれ?あっちがエラー起きてるわ…等々

独り言をいいながら、作っては壊し、作っては壊し……

 

そんなこんなしているうちに独自進化を始めた一部分が増長してきて

慌ててそこをぶっ潰して作り直して…という具合でしょう。

 

 

常に我々は原点回帰する運命にあります。

 

ある程度まで来た時、ふと違和感に気づくのです。

あれ?こんなはずじゃなかったな…と。

そうして、古の教えや伝統を振り返ります。

 

新しい何かのヒントは原点にあるはずです。

 

 

そして、この世界は完成してはいけない。

 

人は、世界は、不足があるから進化してきました。

現代の子供たちはそういう意味でちょっと不幸かなと思います。

 

何でもある。誰かが何とかしてくれる。

危険なことは大人が全部事前に止めてしまう。

新しい発見など早々ないし、欲しいと思うものはすでに存在する。

発明だって大変です。

それでも新しい何かをと思うと、変なひずみが生まれてしまう…

 

結果、何となく気力がない人類が生まれています。

悟り世代?っていうんでしょうね、そういうの。

経験する余地がないのです。

偉人になるにはあまりにも何でもありすぎる…

 

欲を持たず、あるもので過ごす何となくの人間が出来上がりですね。

 

つまり、完成(仮)した世界は進化を止めてしまうわけです。

 

神様はクリエイティブを止めません。

永遠にトライ&エラーを繰り返しながら完成を目指します。

世界が完成しそうになると再び崩しにかかるのは

おそらく宿命でしょう。

どこかにエラーが生まれるからです。

 

 

我々は永遠に未完成の世界に生きています。

完全な世界とは不完全なものです。

不便を楽しみ、ないものを作り、

時々原点回帰しながら生きていくものです。

 

最近は懐メロのカバーや昭和に流行ったファッションや

アンティークなスポットが流行しているようです。

ただのノスタルジーではなく、魂から求める原点ではないかと

占い屋は思っています。

 

新しいだけに浸食されず、古い手法だけにこだわらず

原点に根差した生活をしたいなと思う次第です。