堅調な米経済指標で、米早期利下げ期待後退、米長期金利上昇、NYダウ大幅続落 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

堅調な米経済指標で、米早期利下げ期待後退、米長期金利上昇、NYダウ大幅続落

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞金融経済面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:日銀、資金供給量(マネタリーベース)、マネタリーベース拡大継続を約束する金融緩和策(オーバーシュート型コミットメント)、月終了

(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、日銀は3月の金融政策決定会合で、2013年黒田日銀総裁時に導入された異次元緩和を終了する大きな金融政策の転換を果たしたことで、日銀の金融政策関連は出題可能性が非常に高くなっていますので、内容を確認しておいてください。
<視点>

日銀が3月に金融緩和の修正を実施した後、国内長期金利は上昇しているにもかかわらず、ドル円が151円台後半の年初来高値を更新し、政府の円安牽制発言で為替介入の可能性が高まっている状況で、当初の日米金利差縮小による円高進行が見込まれた予想が裏切られた動きとなっています。

 

 

【相場】

堅調な米経済指標で、米早期利下げ期待が後退、米長期金利上昇で、NYダウは大幅続落となりました。

日経平均は国の半導体メーカーへ追加支援報道が出て、半導体株主導で買われたことが下支えとなり、小幅反発、NYダウは発表された米経済指標がいずれも予想を上回り、改めて堅調な米景気動向による年内の早期利下げ期待が後退し、米長期金利が上昇したことが重しとなり、大きく売られ、下げ幅400ドル弱の大幅続落、ドル円は堅調な米景気による早期利下げ期待後退による米長期金利上昇が下支えとなり下値は堅い一方、政府の度重なる強めの円安牽制発言で、152円台では為替介入が実施されるとの思惑から上値の重く、151円台半ばから後半の狭いレンジで終日推移、なお商品市況ですが、米中の好調な経済指標や中東情勢の緊迫化で、NY原油先物は85ドル台の5ヵ月ぶり高値、NY金先物は節目の2,300ドル台乗せとなる史上最高値更新と、ドル建てに不利なドル高が推移する中、いずれも高値圏で推移していますが、最近、堅調な米景気に対して、金利高を嫌気した米国株の下落が日本株にも波及し、日米株式は上値の重い展開となる一方、ドル円はもう2週間近く151円台で膠着状態が続いている状況で、2月にも同様の状況があり、その後、150→146円台へ4円もの円高が進行したことから、上下いずれかに動きだした場合、それ相応の値幅で動く可能性が高く、現在、最も想定されているのが、一旦、152円台の高値を更新した後、為替介入が実施され、147-148円台まで2022年の実施時と同程度の最大5円程度押し戻されるというパターンですが、実際の相場はどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

先週、Yahooニュースを見ていると、NTTドコモが第3世代移動通信方式(3G)の”FOMA”および携帯電話からインターネットやメールを利用できるサービス”iモード”を2026年3月31日に終了するとの記事に目が留まりましたが、自分が社会人として働き始めた頃、まさに携帯電話が普及し出した時期で、次第にPCやメールで仕事するのが当たり前になり始めた1990年代後半に、NTTドコモが現在のガラケーにあたるインターネットやメールができるiモードを搭載した携帯電話を発売、初期モデルはなんとまだカラーではなく緑茶色の画面で、それでも当時としては携帯でメールができることは画期的で、iモード搭載の携帯を持っていることはステイタス性があったことを懐かしく思い出しました。