ドル円152円台トライの動き、米ISM非製造業、パウエル米FRB議長発言で上昇一服 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

ドル円152円台トライの動き、米ISM非製造業、パウエル米FRB議長発言で上昇一服

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞総合2面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:外国為替市場
出題キーワード:超円安、ドル円理論値142円、実勢値9円円安、日米金利差、投機筋、為替介入、米長期金利、交易条件、対外債務、新NISA、米雇用統計

(FP754より)
<CFP試験対策>
外国為替市場については、まさに昨年11月の前回試験で、直物・先物市場や外国為替証拠金取引(FX)が出題されたほか、時事関連として、昨年6月の前々回試験で、毎回出題される日銀資料とは別に、これまであまり見られなかった形式で、2022年の世界経済および金融市場等の動向が出題されており、改めて現在の市場動向を把握しておくことが重要となりましたので、実務的な内容として確認しておいてください。
<視点>
現在、外国為替市場では、先月3月に151円台後半の高値をわずかながら約34年ぶりに更新、節目の152円台乗せを伺う動きとなっており、その要因として、堅調な米景気、インフレ高止まり、日銀利上げ後の金融緩和継続による日米金利差による投機筋のキャリートレードの動きのほか、新NISAに伴う資金流入、交易条件の構造的変化など様々なファンダメンタルの材料が円売りを後押ししていますが、政府の円安牽制発言も最終段階まで高まったおり、仮に週末の米雇用統計結果を受けて152円台乗せとなれば、為替介入が実施される可能性があります。

 

[日経新聞経済・政策面記事(Web刊)] 

CFP試験分類:国内経済指標

出題キーワード:日銀需給ギャップ、10-12月期、プラス0.16%、20年1-3月期以来15四半期ぶりプラス、物価上昇圧力、人手不足、生産改善寄与

 

(FP754より)

<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、需給ギャップは昨年11月の3回前の試験、昨年6月の4回前の試験、以前の試験で内閣府資料関連の選択肢として出題されましたので、内容を確認しておいてください。

<視点>

需給ギャップ(GDPギャップ)の定義と以前掲載した内容の再確認ですが、需給ギャップには内閣府版と日銀版があり、今回は日銀版ですが、14四半期連続のマイナスとなったものの、先日取り上げた内閣府版でもマイナスに転換しており、日本経済が1990年代バブル崩壊後、失われた30年の最大の要因だったデフレ経済下の需給不足からようやく脱出し、更に今後の日銀の金融政策修正観測が高まるか注視されます。

 

 

【相場】

ドル円は米ADP雇用統計で152円台トライの動き、米ISM非製造業が予想を下回り、パウエル米FRB議長発言で上昇一服となりました。

日経平均は前日のNYダウが大幅安となったことで売られ、一時下げ幅600円超の大幅反落、NYダウは発表された米ADP雇用統計が予想を上回り、米FRB高官の利下げ後ずれ発言を受けて、米長期金利が4,4%まで上昇し、売りが優勢となる中、続けて発表された米ISM非製造業景況感指数が予想を下回り、更にパウエル米FRB議長の利下げ姿勢も変わらなかったことで、下げ幅を縮小するも小幅続落、ドル円は東京市場では日経平均が軟調に推移する中、151円台半ばの狭いレンジで推移しましたが、欧州市場に入ると米長期金利の上昇を受けて、買いが優勢となり、151円台後半までジリジリと上昇、NY市場で発表された米雇用指標が予想を上回ると、米長期金利が上昇幅を拡大したことで、年初来高値151円台90銭台を伺う動きとなりましたが、続けて発表された米景気指標が予想を下回ると、利益確定売りが出て、高値トライはお預けとなる反落となり、更にパウエル米FRB議長の発言を受けて、年内利下げに対する姿勢が変わらないことを確認すると、米長期金利はマイナス圏まで低下したことで、ジリジリと下落が継続し、151円台半ばまで押し戻されたところで下落一服となりましたが、引き続き米雇用指標の強い結果をうけて、堅調な米景気を確認、米長期金利が高止まりする中、ドル円は再三に渡る152円台乗せの高値トライを続けていますが、中々突破には至っていませんが、前哨戦のADP雇用統計に続き、本丸の週末の米雇用統計が強い結果となれば、瞬間的にも151円台後半高値を突破し、152円台乗せとなる可能性がありますが、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

本日の日経新聞経済政策面にクレカ不正利用率が最悪、被害額10年で5倍との記事が掲載されていましたが、私たちは普段からなりすましによるスパムメールやスマホメッセージを通して、クレカの個人情報を抜き取られる不正利用の危険に晒されており、ウイルス対策ソフトなどによる自衛が必須となっていますが、個人的には必ず月1で各クレカの請求額をチェックするようにしており、仮に不正利用されても運営会社の定める期限内であれば全額補償が受けられる制度があることから、このチェック作業を行うことで安心感につながっています。