ドル円G20共同声明で上値は重いながら、米経済指標、米FRB高官発言で堅調に推移 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

ドル円G20共同声明で上値は重いながら、米経済指標、米FRB高官発言で堅調に推移

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

ナシです。

 

 

【相場】

ドル円はG20の共同声明で上値は重いながら、米経済指標、米FRB高官発言で堅調に推移しました。

日経平均はここ数日で1,500円ほど下落し、節目の3万8千円台割れとなっていたことから押し目買いが入り、更に注目の台湾大手半導体企業の決算発表を好感し、半導体株主導で買い戻され、上げ幅100円の4日ぶり反発、NYダウは今月に入って2,000ドル下落していることで、押し目買いが入るも、米FRB高官による発言で、利下げ開始時期後ずれ観測による米長期金利上昇で上値も重く、小幅反発、ドル円は前日のG20財務相・中央銀行総裁会議での円安牽制や日米韓の共同声明を受けて、東京市場で売りが強まり、一時154円台割れとなる場面がありましたが、結局、G20で為替が議題に上がらなかったことが報道されると、買戻しが入り、154円台前半まで反発する往って来いの展開となり、更に欧州市場でもかいが優勢となり、154円台半ばまで上昇、NY市場で発表された米経済指標が予想を大幅に上回ったことや米FRB高官による相次ぐ利下げ開始時期後ずれ発言に加えて、利上げ発言まで出る始末となり、米長期金利が4.6%台を回復する上昇となったことで買いが継続し、154円台後半の当日高値圏まで上昇、推移しましたが、結局、堅調な米景気、米FRBの利下げ開始時期後ずれ観測による米長期金利上昇を受けて、日米株式は上値が重く、下落基調である一方、ドル円は政府の円安牽制発言で155円台に向けては上値が重いものの、下値も非常に堅く、下落場面が続かず、すぐ買い戻される状況で、ファンダメンタル面だけ見ると、強い米景気に死角はなく、ドル高の流れは中々覆されそうにない一方、おそらく投機筋の円売りポジションは、先週の16万枚から2007年ピークである18万枚近くまで積み上がっている可能性があり、為替介入もしくは一旦、現在の状況が覆されるような悪材料が出てしまうと、一気に巻き戻しが進んでしまうリスクがもう限界圏にまで達しているように思えますが、この週末、波乱はありえるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

一昨日、当コーナーでお伝えしたとおり、本日4月19日は、1995年に2011年東日本大震災時まで破られなかった1973年変動相場制移行後、進行した円安ドル高相場の一旦のピーク79円75銭をつけた日であり、外国為替市場にとっては、歴史に刻まれた重要な日の1つですが、歴史は繰り返すと言いますか、一方向に傾きすぎている積み上がった円売りポジションを鑑みて、本日2024年4月19日も相場転換日となってしまうのか注目されますが、このまま杞憂に終わるのか、それとも為替介入もしくは市場が想定していなかったような悪材料が出てきて、波乱が起こってしまうのか、注意を要する1日と言えそうですが、果たしてどうなるでしょうか。