ドル円34年ぶり155円台乗せ、2度目の円安防衛ライン突破で為替介入あるか | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

ドル円34年ぶり155円台乗せ、2度目の円安防衛ライン突破で為替介入あるか

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞1面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:外国為替市場
出題キーワード:歴史的円安局面長期化、ドル円155円台、約34年ぶり円安ドル高水準、米連邦準備理事会(FRB)早期利下げ観測後退、日銀低金利政策継続、政府・日銀為替介入警戒

(FP754より)
<CFP試験対策>
外国為替市場については、まさに昨年11月の前回試験で、直物・先物市場や外国為替証拠金取引(FX)が出題されたほか、時事関連として、昨年6月の前々回試験で、毎回出題される日銀資料とは別に、これまであまり見られなかった形式で、2022年の世界経済および金融市場等の動向が出題されており、改めて現在の市場動向を把握しておくことが重要となりましたので、実務的な内容として確認しておいてください。
<視点>
ドル円は152円台に続き、円安防衛ラインと見られている155円台を突破したことで、152円台時には見送られた政府・日銀の為替介入が明日の日銀金融政策決定会合前でも実施されるのか要注目です。

 

 

【相場】

ドル円34年ぶり155円台乗せ、2度目の円安防衛ライン突破で為替介入あるかです。

日経平均は前日のNYダウが中東情勢の緊迫化が和らぐ中、4日続伸したことを好感、ここ最近急落していた半導体株主導で大きく買い戻され、上げ幅900円、3万8千円台を回復する急反発、NYダウは米FRBの利下げ観測後退による米長期金利の上昇が重しとなり、ハイテク株主導で売りが優勢となり、5営業日ぶりに反落、ドル円は週末の日銀金融政策決定会合を控える中、米早期利下げ観測後退による米長期金利の上昇を受けて、円安ドル高の流れが止まらず、主だった材料ない中、NY市場でついに節目の155円台を突破、その後も上昇が止まらず、ジリ高の展開となりましたが、ドル円はついに152円台に続き、政府の円安防衛ラインと見られている155円台を突破し、更に為替介入への警戒感が高まりつつも、明らかに政府のいう過度な変動が見られているにも関わらず、政府は為替介入に動こうとしていない雰囲気になりつつあり、そこを投機筋に突かれて円安ドル高が進行、このまま何もしなければ、過去のチャート上、節目の高値となる160円まで円安ドル高が進行してしまいそうな勢いで、それほど円安ドル高の地合いとなるファンダメンタル条件が揃っている状況ですが、果たして前回2022年9月に24年ぶりに実施された最初の為替介入は日銀会合直後だったことから、明日の週末までに為替介入があるか注目されますが、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

現在、ドル円は155円台の歴史的な円安ドル高が進行していますが、これは米FRBの利下げ観測後退、日銀の金融緩和継続による日米金利差に着目した投機筋による円キャリートレードの影響が大きいと思われますが、100億円長者番付サラリーマン投資家清原達郎氏同様、以前発売された為替での著名投資家の本をふと読み返していると、市場で儲けられないトレーダーは安易に楽な方法(円キャリトレード)に向かうが、高金利通貨(以前は豪ドル円)のキャリートレードは必ずそのトレーダーを破綻に追い込み、生き残ったものを知らないと断言されていて、まさに現在の投機筋の円売りポジションは2007年以来の水準に積み上がっており、当時はその後、まさかの2007年サブプライムローン問題、2008年リーマンショックの金融危機へと発展し、米FRBが利下げに転換、たったの2ヵ月ほどでその円売りポジションはゼロとなり一掃されたことは大きな教訓として頭に入れておいた方がよさそうですが、果たして現在進行している円安ドル高の行方はどのような結末を迎えるのでしょうか。