週明けの相場は、ドル円34年ぶり160円台後、為替介入か、一時154円台まで急落 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

週明けの相場は、ドル円34年ぶり160円台後、為替介入か、一時154円台まで急落

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞1面、総合・経済面記事(Web刊)(Web刊)] 
CFP試験分類:外国為替市場
出題キーワード:ドル円160円台、約34年ぶり円安ドル高水準、154円台急騰、ユーロ円171円台、史上最高値、政府・日銀円買い為替介入、2022年9~10月3回実施24年ぶり、日米金利差拡大、米早期利下げ観測後退、日銀金融政策現状維持決定、米連邦公開市場委員会(FOMC)、雇用統計など米重要指標

(FP754より)
<CFP試験対策>
外国為替市場については、まさに昨年11月の前回試験で、直物・先物市場や外国為替証拠金取引(FX)が出題されたほか、為替介入についても、指示は財務省、実行は日銀が行うなど以前の試験で出題されたことでありますので、内容として確認しておいてください。
<視点>
ドル円は東京市場が祝日で休場の中、午前中に数秒間に158円台後半から約34年ぶりに160円台をつける円安ドル高が進行する過度な変動があり、午後に入り、突如、為替介入と思われる155円台前半まで急落する場面があり、一旦、157円台前半まで反発しましたが、再び154円台半ばまで急落する円高ドル安が進行し、下落時の変動幅が約5円と22年の為替介入時と同じ変動幅で急落、財務官はノーコメントとしましたが、明らかに円安ドル高阻止の為替介入が入ったと思われます。

 

 

【相場】

週明けの相場は、東京市場休場の中、ドル円34年ぶり160円後、為替介入か、一時154円台まで急落となりました。

日経平均は昭和の日の祝日で休場、NYダウは主だった米経済指標の発表がない中、米長期金利が低下したことを好感し、買いが優勢となり、上げ幅150ドル弱の続伸、ドル円は東京市場が祝日で休場の中、午前中にいきなり158円台後半から約34年ぶりに160円台乗せとなる急騰となる場面があり、その後、利益確定売りに押され、159円台半ばで推移していたところ、午後に入ると、155円台まで急落、一旦、157円台まで反発しましたが、再び154円台まで一段安となる急落となり、1日で約5円の急落は、2022年9月に実施された前回の為替介入の1、2回目とほぼ同じ値幅だったことから財務官はノーコメントとしたものの、明らかに為替介入が入った動きでしたが、その後、欧州市場でじり高となり、NY市場で156円台後半まで反発する場面がありましたが、再び155円台前半まで急落後、156円台を回復する往って来いの動きも見られるなど、値動きの荒い1日となりましたが、今回は160円台で明らかに為替介入が入ったと思われるのは、①明らかに看過できない過度な変動だったこと②160円台は1990年につけたバブル崩壊初期時の1973年変動相場制移行後の戻り高値の1つで、この水準を抜けてしまうと、次の高値めどは1985年につけた263円台まで無くなってしまうことから、一気に円安ドル高が加速してしまう懸念があった、の2点が考えられますが、これで、今回の円安ドル高の1つの高値めどが、160円台と明らかになったもののの、今週の米FOMCでインフレ高止まりを受けて、タカ派姿勢が示され、更に週末の米雇用統計が改めて米景気の強さが確認されれば、再び米長期金利が上昇し、160円台高値に向けた円安ドル高の進行が再開する可能性がありますが、一方で、前回2022年の為替介入時も9月に1回目を実施した後、1か月後に1回目実施前の水準に戻ったところで、2、3回目を実施し、ついに円高ドル安の流れを食い止めた経験がありますので、今回も再び160円台に近付く場面では、市場の意表をつく絶妙なタイミングで、再度為替介入で対処する可能性が高そうで、しばらくは値の荒い展開が続きそうですが、まずはGW祝日明けの動きに注目したいと思いますが、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

神田財務官はノーコメントとしましたが、昨日のドル円の急落はその値幅からも明らかに為替介入が入ったと思われますが、丁度、昨日の当コーナーで懸念していた週明け早々にチョッピーな動きから160円台乗せ後、為替介入で5円急落という珍しく想定していた通りの展開となったことに自分も驚きましたが、上記【相場】でも解説したように、今後の動きは2022年9、10月に実施された3回の為替介入時の動きが参考になりますが、そうすると今回もドル円は再び160円台を目指す展開となるも、再び為替介入が入り、ついに円安ドル高の動きに歯止めがかかることになったという結果になりますが、果たして今回はどうなるでしょうか。