米雇用指標の悪化をきっかけに、利下げ観測強まり、金利安、株高、ドル安の流れに転換 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

米雇用指標の悪化をきっかけに、利下げ観測強まり、金利安、株高、ドル安の流れに転換

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

 

[日経新聞経済・政策面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:内閣府、景気動向指数(速報値)、景気一致指数、景気先行指数

 

(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、景気動向指数は最近こそ単独の設問での出題が見られなくなっているものの頻出で、昨年11月の前回試験で日銀短観や機械受注統計、昨年6月の前々回試験で消費者物価指数の選択肢として出題されたほか、一昨年11月の3回前の試験でも機械受注統計の選択肢として、5回前の試験では、しっかり基本問題が出題され、今後も連続して出題される可能性がありますので、内容を確認しておいてください。

<視点>

3月の一致指数は3ヵ月ぶりに上昇、要因は自動車関連の品質不正問題から生産や出荷が再開したことなど挙げられますが、日経平均は方向感なく、また米経済指標も悪化も出始めており、今後の先行き不透明感が強まりつつある状況と言えそうです。

 

[日経新聞経済・政策面記事(Web刊)] 

CFP試験分類:国内経済指標
出題キーワード:厚生労働省、毎月勤労統計調査、実質賃金、現金給与総額(名目賃金)、所定外給与(残業代)

(FP754より)

<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、毎月勤労統計は、最近、名目賃金から物価上昇を差し引いた実質賃金の伸びを確認する指標として、景気回復の先行きを占う上で注目度が高まっており、以前の試験の選択肢としても出題されていますので、内容を確認しておいてください。
<視点>
3月は前年同月比2.5%減となり、マイナスは24ヵ月連続となり、1991年の統計開始以降過去最長、賃金上昇が物価上昇に追いつかない状況が続いていますが、春闘での賃上げが反映される今後に期待したいところです。

 

[日経新聞グローバル市場面記事(Web刊)] 

CFP試験分類:債券
出題キーワード:米債券市場、逆イールド、戦後最長1年10ヵ月、インフレ圧力、高水準政策金利、景気後退、株安

(FP754より)

<CFP試験対策>
債券市場の短期金利と長期金利の逆転現象(逆イールド)については、以前の試験で出題されたことがありますので、内容を確認しておいてください。
<視点>
逆イールドは今後の景気後退と株安の予兆と言われますが、実際、現在の日米景気はかなり長期間堅調に推移しており、それを反映して、日米株式ともに史上最高値を更新、日本株に至っては1990年バブル崩壊前の史上最高値を更新後も、初の4万円台乗せと歴史的な上昇相場となってきただけに、その反動も相当のものが懸念されます。

 

[日経新聞マーケット総合面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:外国為替
出題キーワード:外国為替市場、円キャリートレード、日米金利差5%分水点、約34年ぶり安値(160円)、2度の円買い介入、米利下げ観測再熱で高値(151円)、上昇幅半値押し水準(156円)

(FP754より)
<CFP試験対策>
外国為替市場は、先週から今週にかけて、歴史的な乱高下相場となっており、現在の相場動向の把握は、実務的な内容として重要なので、確認しておいてください。
<視点>
外国為替市場は、先週のGW中に、ドル円は節目の160円台をつけた後、2度の為替介入を実施し、151円台まで急落したものの、ジリジリと買い戻され、半値戻しの156円台手前まで反発してきている状況ですが、昨日の米雇用指標のの悪化をはじめ、先週の米FOMCでのハト派姿勢、米雇用統計の弱い結果など、これまで堅調だった米景気の転換の兆しがわずかながら見え始めており、なんらかの悪材料が出ることで、円安相場が大きく崩れてしまうリスクの声も聞こえ始めてきました。

 

 

【相場】

米雇用指標の悪化をきっかけに、利下げ観測強まり、金利安、株高、ドル安の流れに転換しました。

日経平均は国内企業決算がピークを迎える中、方向感の出ない展開となり、下げ幅100円超の続落、NYダウは発表された米雇用指標が予想を下回り、米利下げ観測の復活が強まり、米長期金利が低下したことを逆に好感して買われ、上げ幅300ドル超の7日続伸、ドル円は先週の為替介入後から急落した流れの買戻しが今日も継続、欧州市場では160円→151円台の半値戻しとなる156円台回復目前まで上昇していましたが、NY市場で発表された米雇用指標の弱い結果を受けて、米利下げ観測による長期金利の低下を受けて、ドル全面安の展開となり、155円台半ばまで反落しましたが、上記円キャリトレード記事でも触れたとおり、先週の米FOMCで予想外にハト派色が強かったこと、米ISM製造業、米雇用統計が弱い結果で、更に昨日の米新規失業保険申請件数も弱い結果だったことで、いよいよ過熱感の強かった米労働市場も高水準を維持してきた米政策金利の効果が出始めてきた兆しが見えてきた可能性があり、そうなると年初から続いた円安相場も転換点を迎え、後から振り返ると、そのきっかけが2022年と同様、影響は限定的と言われたドル円160円後に実施された円買いの為替介入だったとなるストーリーも浮上しますが、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

現在、冬用に貯蔵していた小型の石油ストーブ用の灯油をひたすら消費していますが、昨日の気温の低下をうけて、ようやく最後の補充を終えることができ、ホッとしたのも束の間、5月と言えば、気が重くなる自動車税の納税通知書が届き、古い車なので同じ排気量の車でも税率が高く、毎年軽に買い換えたくなりますが、確定申告もそうですが、ここ数年は何かと”キャッシュレス決済が便利”と納税を促す記載が目立つようになっていますが、ふるさと納税のような見返りを求め、税金支払いでもポイントがつく支払方法を取ることで、気持ち程度ですが気を紛らわせています。