水と緑の大地から
嘗て釧路湿原に3本あった木道は、7,8年前に撤去されてしまっていて、一般人誰でも湿原に踏み入れる事はできなくなってしまったのだそうです。
尾瀬で『ここはごみを捨てちゃいけないんだよ』と友人に言われ「知ってるよ」と言いながらゴミを捨て、「自分一人が捨てても他の人が捨てなければ大丈夫だよ」と嘯いていた人がいたそうです。
そういう公衆道徳のなさを持つ人が多い結果なのかも知れませんね。
日本人のそうした意識の低さが富士山の世界遺産登録を遅らせた原因なのではないかと思います。
話を戻しましょう。
そういった事情で、湿原の植物を間近に見る事は出来ませんでしたが、釧網線の湿原のビューポイントを走る『くしろ湿原ノロッコ号』に乗車して来ました。
ガイド・アナウンスが入り、ビューポイントではスピードを落としてくれる展望列車です。
写真は終点である塘路駅に停車中のノロッコ号。
釧路湿原駅。
木道があった頃は、随分と混んだ駅のようです。
現在は無人駅になっています。
現在は隣の細岡駅から湿原の端っこを少しだけ齧る程度に歩ける木道があるようです。
木道の代わりに近くで湿原を眺める観光コースとしてカヌーが頻繁に利用されているようです。
ガイドが付くので、ごみを捨てるなんていう不道徳なマネは出来ませんものね。
カヌーからノロッコ号へ手を振るのが流行だとかで、ノロッコ号の時間に合わせてカヌーで川を下る事も多いのだとか。
昨日も今日も、夕方には曇ってしまって、『世界3大夕日』だという釧路の夕日を直に見る事は出来ませんでした。
釧路とは相性が良くないのかしら(T_T)
明日は西へ移動します(^-^)/