試写会 | bloggin'

試写会

今週は2つも試写会に当選し、行ってきました。無料のイベントはいいねえ。

一つは「デュエリスト」昔の朝鮮が舞台で、女刑事と刺客の話なんだけど、なんだか全てが中途半端な...

舞台美術も中途半端(リアリティがない)、恋愛も中途半端(全然絡みがないのにえらい盛り上がり様)、演技も... 私は今回韓流映画をはじめてみたのだけど、無駄に怒鳴り散らす元気のいい女の子に、寡黙で秀麗な美青年、という組み合わせって、韓国映画のイメージどおり...←見てないけど「猟奇的彼女」だっけ?あれのイメージがあるのではないかと思われる 細かい設定も曖昧で稚拙でした。美青年が出てくるラブコメディ漫画好きな中学生は好きかもしんない。ネタばれになるけど(こんだけ書いてて見に行く人もいないだろうが)

疑問1.

刺客の青年自ら育ての親(悪人)の悪事の証拠を刑事に渡すのね。で、最後は警察?軍隊?が悪人のお屋敷に入って御用になるのだけど、こうなることがわかっていながらよ?自分で情報を渡しておいてよ?刺客も屋敷に残って最後は殺されちゃうの。「降伏不殺」と刑事も言ってるのに、自殺行為やね←自殺志望だったかもしれん

疑問2.

刺客と女刑事とはいくらか心を通わせる機会はあったのになぜ彼女は刺客を諭さない?酒を酌み交わして笑う前にすることあるじゃん


ストーリーの中途半端さでは、女刑事の育ての親(おっさん刑事)役、これが刺客に狙われます。で、殺されたなら、怒ってケンカを売るのもわかるんだけど、生きてるんだよね~。ベタさも中途半端でした。殺されたんだな、と思ったあとに手をちょっとだけ怪我したおっさん刑事があらわれた時は、違う意味で裏切られた!って思いました。


というわけで、無料だったにもかかわらずなんだか時間を損した気分にさせられた映画でした。


で、次に見たのはV for Vendatta 。 

これは非常に悪い席(一番前の端っこ)だったにもかかわらず、非常に良い作品でした!


舞台はごく近い未来のイギリスで、一見治安もよく平和が保たれたロンドンだが、国民の言論の自由は制限され、食品や美術も検閲を受けるという独裁政権下。政府はは反政府の人間の鎮圧のみならず、異教、同性愛者などを抹殺することで「民族浄化」をしてきた。これらの実態は隠され、テレビもブラックプロパガンダで埋め尽くされる。そこに現れたのは仮面の男V。彼を追う刑事は調査を進めるうちに、これまで抹消されてきた過去のホロコーストを知ることになる...

あ、主役は刑事じゃなかった。ナタリーポートマンなんだけど、終わってからエンドロール見るまで気づきませんでした。

とにかくストーリー(V及びその他もろもろの人たち、歴史)が素晴らしい&文学的な表現に音楽も、映像も良かった。浦澤直樹の「モンスター」とか好きな人には是非オススメ。 ある意味、デュエリストじゃなくてこっちを後に見ることができてよかったと思いました。 今年ハロウィーンとかにVがいっぱいいそう!

ナイロビの蜂の試写会も応募したけど、当たるかな~。