行く前にエジプトについて調べている時から、
どうせ行くなら見どころ全部まとめて行っちゃいたい!と
思っていたのでアブ・シンベルはちょっと遠いけど
行きたいと思っていたところでした。
行ってみて、わかったことは周りの見どころは
アブ・シンベル神殿しかない!ということ。
私たちのツアーでは、アブ・シンベルに一泊したのですが
街自体にホテルはそう多くないらしく
早朝便で降り立ち、観光して午後には飛び戻るという日程や
早朝バスで到着し、観光、午後には出発という
日帰り日程も多いみたいでした。
アスワンから3時間くらいの距離ですが、
砂漠の中をひたすらまっすぐな道路を走って行きます。
移動の際は、必ずコンボイが一緒にいないといけない区間なので
観光バスが一斉に大移動です。
行きは、ちょうど先頭だったのかライフルを持ったお兄さんが
一緒にバスに乗って一番前の席に座ってました。
途中蜃気楼も見えました。自分がもしラクダに乗っていたら
あぁ~水!!とふらふら吸い寄せられそうと思いましたよ(笑)
それくらい、見渡す限り砂漠でした。
実は、この移動の数日前に事故があった道路なんです。
アメリカ人観光客の乗った観光バスが停車中のトラックと衝突したようで
亡くなった方もいたようです。それを知っていたので、無事に着くまでは
ちょっと心配でした。帰りに、そのバスが止まっているのも見ましたし。
肝心の、神殿はピラミッドに次ぐ圧巻の大きさでした。
アスワンハイダムの建設によって、この神殿がもともとあった場所では
水の下に埋もれてしまうということで
60メートルほど上に神殿そのものを移築したという経緯があるそうです。
こんな大きなものをどうやって??と思うでしょう?
ブロック状に切りだして移築したらしいです。巨大レゴ??(笑)
でも、そんなことを感じさせない復元っぷりでした。
東を向いて建てられていて、毎年ニ度ラムセス2世の誕生日と王になった日に
入口から太陽の光が差し込んで、神殿奥のラムセス2世像に
ちょうど光が当たるように設計されているそうです。
なんとも壮大な仕掛けですよね。
誕生日は2月22日だったそうなので、もうすぐですね。
その頃には、今の混乱も落ち着いているのでしょうか??
ラムセス2世の足の横に奥さんのネフェルタリが寄り添っています。
奥さんが何十人といるなかで、最愛の王妃だったとか。
足の間は、子供たちだそうです。
そのネフェルタリのために小神殿も作ったそうです。
これだけで見ると小神殿とはいえないですけど、
大神殿と比べると・・・ね。
それと意外とよかったのが、光と音のショーです。
ピラミッドでも同じようなショーをしているみたいですが
神殿のすぐ横をナイル川が通っているだけで
周りには何もないので静かで真っ暗な中でのショーで、
ちょうど風が強くてヒューなんて自然BGMも加わって
なかなか迫力があって印象に残ってます。
大神殿をスクリーンに見立てて画像が映し出されたり、
もともとの色彩を再現したように映し出したりと面白かったです。
でも、あまり期待していなかったのがよかったのかもしれません!
日本人が多かったようで、日本語のナレーションでしたが
帰り道では、思っていたよりもイマイチだったと話している人たちもいたのでね。
ただ、日帰り日程だとこのショーはたぶん見れないと思うので
アブシンベルへ行く日程には注意してツアーを選ぶことをお勧めします!!