女の子のお母さんになるのが夢でした
ふじこがお母さんにしてもらってきた
一緒にお買い物とか
お洋服の兼用とか
友達母娘とランチとかそういうのを
ふじこも娘としたいなって
いや、するもんやろって
何となく勝手に信じてたから  笑





母にとって異性である男子の子育ては
それはそれはミステリアスでアクティブで
想像以上の体力を消耗して
意味不明行動の連続と
単純さとオモロさが癖になって
段々ハマってきて
男の子のお母さんになれて良かった!と
思えてくるせいか
娘が欲しかったことをいつのまにか忘れていた

これ、マジで。





着物が好きな祖母に育てられた母は
ふじこの着物にも想いを込め
振袖を作ってくれたけれど
着たのは成人式と
証券会社時代の初出の日の2回だけで
結婚、出産、
振袖は桐箪笥の長老に。





今は実家を出て短大に通っている
ふじこの長男の同級生が

おばちゃんの着物を着させて欲しい

そう言って来てくれたのは
去年の夏休みの帰省のとき

ふじこのでほんまにいいんか?という思いも
正直あったけど
それ以上に
娘に着せるという最後の望みも途絶えた今

こんなありがたいことある?!


いやいやいやいや待って待って
あなたのお母さんに確認してよ?
娘の成人式は全力で準備したいもんちゃう?
娘を持つお母さんの喜びやん?
おばちゃんは分からんから聞いてきてん?
そんな嬉しいことふじこがさしてもろて
ほんまにええのん???
あかんのちゃう???




ママがよろしくお願いしますって〜


右端が彼女の実のお母さん↑笑

(うちの息子は中学時代、この人の作るご飯を食べてから帰宅して来てた  笑)




美容室までかぶり付きで付き添う




ボンボンの髪飾りの位置も確認




来住邸にも付いて行って盗撮




だって!可愛いねんっ😍


ふじこは娘を持つお母さんの気分を
120%楽しませてもらって
どんだけご褒美やねん✨て思って嬉しくて
ふじこの母に
この日の写真を全部見せてあげた

認知症も出て
いつもすぐに忘れてしまう母やのに
ふじこの手からスマホを取って

まぁ 懐かしい
とっても似合ってるわ
うれしいね、よかったわね

目を細めながらスマホを握り締め
何度もそう言って笑っていた



これは親孝行ってやつかもしれない

そう思えた






いい友達を作った息子も

親孝行をしたのかもしれない



した、ってことでいいかもしれない🌈😊