【4嵐を呼ぶ転校生

 キンコンカンコーン!
 ふーっ、ギリギリ間に合った!

 もう朝のホームルームの時間!
 職員室に向かっている余裕がないので、直接教室へむかう。

 髪はボサボサ。制服はヨレヨレ。ひざからは血が出てるし。
 こんな格好で転校生としてデビューするなんて、嫌だあー!。
 でも文句を言っててもはじまらない。
 あたしはガラリと教室のドアを開けた。

「遅刻して申し訳ありません! そしてはじめまして」

 ゼーゼー。

「白石ゆのです」

 ゼーゼー。

「小4まではこっちに住んでいて、母の仕事の都合で2年間ぶりに戻ってきました」

 ゲホゲホ。

 ……ってあたしは病気のおじーちゃんかいっ!って脳内ツッコミみを入れつつ、呼吸を整える。
「特技はモリツキ、空手は黒帯です」
 きゃっ。
 勧誘の時に割るの準備もできなかったけど、もうなるようになれっ
 大きく深呼吸し、ポカンと口をあけているクラスメイトたちを見渡す。
「三度のご飯も大好きですが、、本がいちばん大好きです!」
 物語はいつもあたしに夢と勇気をくれる。大切な宝物だ。
 「本」という単語は魔法みたいに、あたしに力をくれる。
 握り締めていた手のひらがじんわりと熱くなる。
「大好きなので自分でも作りたいと思っています! でもひとりで作っても楽しくないから、楽しい物がいっぱいのってて、ワクワクするような雑誌をみんなで作ってみたいと思っています。一緒にやってみたい人はぜひ一緒にやりましょう! そうでない人は是非読んでくださいっ」

 

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ゆのがやらかしてますねー。

投稿作はより変人度が高いです。。。

 

そして念のためのお願い!!

無断転載やコピーはNGゴザイマス。
する方はいないと思いますが、念のためのお願いでした。
気になる「あなた」はぜひ目に焼き付けてくださいませ☆